主人公が失恋する物語を作る上で考えた方が良い、たった3つの事

「主人公が失恋する物語を作る上で考えた方が良い、たった3つの事」

主人公が失恋をする物語を書きたい、考えてみたいと思っている方はいませんか?
そんな貴方に、作る上で考えた方が良い3つの事をお伝えします。

この3つを考えるだけでも「主人公が失恋する物語」を作る上での方向性や、気をつけた方が良い事がわかります。
私が幾つかの「主人公が失恋する物語」を見て、考えた事をまとめてみました。
少しでも参考になれば嬉いです。

目次

  1. 物語の「最初に失恋する主人公」には読者は共感し、感情移入しやすい
  2. 物語の「最後に失恋する主人公」には読者の反応は強い共感か、反発か
  3. 失恋した主人公が「どうしたいのか」「何をするのか」が大切

1.物語の「最初に失恋する主人公」には読者は共感し、感情移入しやすい

物語の最初に主人公が失恋するパターン。
これは一番使いやすいパターンでありつつ、読者が共感をしやすい展開です。

いきなり主人公がフられてしまう所からスタートするため、主人公に対して「可哀相」「悲しい」と同情してしまうのです。
また、自らの失恋経験がある場合はより深く感情移入して、その主人公がどうなるのか。
を気にしてしまうはずです。

もし失恋する主人公を描きたくて、更に読者の共感を誘いたい。
そう思ったのであれば、このパターンを使うのが一番安心かと思います。

2.物語の「最後に失恋する主人公」には読者の反応は強い共感か、反発か

物語の最後(エンディング)で「失恋する主人公」というパターン。
正直なところ、このパターンは難しいですし、上手く読者を納得させる事が出来るかどうかが大切になります。

なぜなら「最後に失恋」という事は、それまでの物語において「主人公と恋人の日々」が描かれているはずです。
という事は、主人公とその恋人に読者は共感しているのではないでしょうか?
(物語の内容や題材によっても違う部分はありますが)

あれだけ仲良くしていたのに、なんで最後にフられてしまったの?
というように失恋した理由に納得が出来ない、納得したくないと読者が思った場合は強い反発を生みます。

しかし、しっかりとした理由があり、納得が出来れば強い共感を得る事も出来るはずです。
では、強い共感を得るためにはどうすれば良いのか?

★強い共感を得るためには「最後の最後で失恋せざるを得なかった理由」を設定しておきましょう。

例えば、恋人の病気が進行していて、作中でずっと葛藤していたとします。
(主人公には知らせていない、でもずっと恋人は悩んでいた)

そして、最後の最後に主人公が恋人に告白した時。
「一緒に楽しく過ごして、子供を作って、老後も暮らそう」と言われたことに対して、恋人は返事ができなくなってしまいます。
(もう自分はあと数年の命。この主人公とは一緒にいたいけれど、いる事ができない)

悩んだ結果、恋人は病気の事を言わずに、主人公を最後の最後でフります(別れます)
そして、数年後、主人公は恋人が病気の事をずっと自分に隠していて、苦しみながら最後には亡くなった事を知るという展開はどうでしょうか?

これでも、嫌いな人はいるかもしれませんし、反発が全くないとは言えません。
しかし、これだったら「相手の事を思って、最後まで隠し通していたんだな」と人によっては強く共感ができるかもしれません。

最後に失恋の場合は、確実に強い共感は難しいかもしれません。
しかし、どのような理由で失恋に至ったのか、この理由が上手く設定できれば納得いく終わり方になるのではないでしょうか?

3.失恋した主人公が「どうしたいのか」「何をするのか」が大切

「主人公が失恋する物語」で大切な事はコレだと私は思います。
最初に失恋した主人公が、その失恋を乗り越えてどうするのか?

失恋の辛さを乗り越えて、別の事に挑戦するのかもしれません。
失恋したけれど、また頑張って別の恋をしようと思うのかもしれません。

読者としては失恋した主人公に頑張って欲しい、立ち直ってほしいのです。
多くの読者は失恋という悲しい出来事はあったけれど、最後には幸せになる主人公を見たいと思うのです。

例外パターンとしては、失恋した恨みで犯罪者になる、相手に復讐する。
等のように、闇落ち、ダークで陰鬱な物語を作る事も可能です。
その場合は万人受けではなく、好きな人は好きという、一部の人に受ける展開になります。
ちなみに、先ほどの「最後に主人公が失恋する物語の例」の続きを作る事も可能です。
その場合は「最後のクライマックスで主人公が恋人にフられる」
それに対して、主人公は自らがフられた理由を追求し、理由を知ります。
(恋人が重い病気にかかっていて、数年しか生きる事が出来ない。だから老後までは一緒にいられない)

それに対して、主人公はどのような行動をするのか?
それなら仕方がないと、恋人との結婚を諦めてしまうのかもしれません。
それでも、最後まで一緒に居たい!と結婚して、数年間の結婚生活を楽しむのかもしれません。

 

 

最後に「主人公が失恋する物語」は読者の共感を得られる可能性も高いです。
しかし、物語の展開によっては読者の反発や、失望につながる事もあります。
それを理解した上で、物語を通して何を伝えたいのか、主人公は何をするのか。

今回紹介した3つの事も考えながら作ってみてはいかがでしょうか?

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他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

第163回 企画編98「主人公が失恋する物語を作る上で考えた方が良い、たった3つの事」
執筆者:企画担当 ケイ茶

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