企画編17「キャラクター同士の<駆け引き>がストーリーを作りだす」 第19回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第19回 企画編17「キャラクター同士の<駆け引き>がストーリーを作りだす」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。
前回は「どんでん返し」からストーリーを作ってみる。という事を書きました。
今回のテーマとしては「キャラクター同士の駆け引き」からストーリーを作ってみる、です。

最低2人のキャラクターが<対立>していればストーリーは自然に生まれる!

これを知っているとストーリーはとても作り易くなります。
そもそも、これが出来てればストーリーは勝手に進んでいきます!

今回も、いつもの「勇者と魔王」の例で書いてみましょう。
(いつもこのネタだなぁ・・・もっと別のネタもあれば面白そうなのですが・・・^^;)

勇者と魔王の駆け引きを描け!

◆勇者は魔王を倒しに旅立つ。
◆魔王は強い勇者がいると知り、その勇者の事を調査し、倒そうとする。

この2つの対立する存在。
これはストーリーにおいてはペアになっていて、お互いに影響を与えあっていると思ってください!

という事は、片方が動けば、もう片方が動くって事ですよ。

◆「勇者は魔王を倒しに旅立つ」
⇒勇者は考えます。
⇒何をすれば、魔王を倒せるのか。
⇒魔王の部下を殺しながら、旅をする途中で魔王を倒す「伝説の剣」の話を聞きます。
⇒勇者は「伝説の剣」があるとされる、とある洞窟へ旅立ちます。

◆「魔王は勇者の噂を聞き、調査をする」
⇒魔王は順風満帆に世界征服を実行している
⇒しかし、ある時から「勇者という謎の若者」に部下を殺され、失敗が続くようになります。
⇒魔王はこの勇者を危険視し、部下へ偵察を命じます。
⇒部下からの報告により、勇者が「伝説の剣」を得るために洞窟へ向かっていることが判明。

 

上の勇者と魔王の行動のまとめを見てもらうとわかるように、勇者が行動⇒魔王がそれに対して行動しているのがわかると思います。
勇者が魔王の部下を殺す⇒魔王は勇者を敵視し、部下を偵察に向かわせる。

そして、この次には何が起こると思いますか?
最後に勇者が「伝説の剣」を求めて、洞窟へ向かっています。
魔王は、部下からの偵察結果から、その事を知ります。

じゃあ、その勇者に対して「魔王がどんな行動を取るのか?」
ここで魔王の性格設定や生い立ち等の資料と合わせて、魔王の行動を考えてみるんです!

今回の、魔王はそこまで設定を考えていませんが、一般的な考えで言いますと「伝説の剣」を勇者にゲットされたら魔王は大ピンチ!です。
なので、伝説の剣を勇者がゲットする事を止めたいと思うはずです。

じゃあ、魔王はどう行動するのか?
例えばですが

・自分自ら洞窟に行き、勇者と戦う(魔王が行動的だとこうなりそう)

・自分の信用できる部下を洞窟へ向かわせ、勇者を倒させる(魔王が部下を信用しているor自ら動けない時はこうなりそう)

・伝説の剣があっても関係ないと、あえて勇者を放置(自分の強さに自信がある魔王がやりそう)

どうですか?
勇者の行動(アクション)に対する、魔王の行動(リアクション)を考えてみました。

ここでしっかりと魔王の性格設定がしてあれば、この魔王だったら勇者のこの行動に対して、このように反応する!となるでしょう。

もうおわかりかと思いますが、このように2人以上のキャラクターがいて、それぞれが対立していればそれだけでストーリーが進展します。
だって、貴方だってそうじゃありませんか?

誰かにイジメられたとして、それに対して貴方はどう行動しますか?
やり返す、逃げる?

やり返すとしたらどうやって?
直接戦う?それとも相手を社会的に抹消するために情報操作する?

逃げる場合はどうしますか?
どこに逃げますか?どのような手段で逃げますか?

等、色々行動が考えられると思います。
どの行動を選択するかが貴方のキャラクター性(性格)です。

そして、その貴方の行動に対してイジメっこがどう反応するのか?

追いかけてくる? 諦める?

と、次の展開へと進むわけです。

このように、誰かの行動が他の誰かの行動に影響して、その連鎖でストーリーが進んでいく。
キャラクター数が増えれば増える程、この人間模様が面白くはなります<が>その分、把握と制御が難しくなるので注意が必要です!

この沢山のキャラクターの行動がそれぞれ理由があって、納得が出来て、それでいてお互いに影響を与えていると本当に凄い物が出来ます。
ああ、あのキャラとあのキャラはここで、こんな駆け引きがあったのか!
そにれよって、あのキャラがあんな影響を受けていたのか!

というように無限に関連性が広がっていきます。
全ての事が繋がっているんです。

 

勉強は現実世界でも、凄い作品でも

参考になるものは沢山あります。
現実世界の多くの人間が関わっているどろどろ展開を一回冷静に見ても面白いでしょう。
それが嫌だ。と思ったら、多くのキャラクターが登場し、それぞれの行動が絡み合っている作品を探して、参考にするのも良いでしょう。

もちろん、1対1の作品も参考になりますよ!
特に「善と悪」や「主人公とライバル」だと相手の行動によって、相手の行動が変化していきますし、お互いに影響し合っていますからかなり参考になると思いますし。

 

次回は「キャラクターが動いたら、想定していたストーリーから外れた!」というお話を。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です