企画編47「みんな、自分が一番不幸だと思っている」 第83回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第83回 企画編47「みんな、自分が一番不幸だと思っている」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。
「人間は基本的にとても面倒くさい」生き物です。
現実でも空想でも、自分の思いや考えがあって行動するのです。
欲望や願望に忠実に、そして、それらが大きくなって世の中や物語は動いていく。

「自分が一番不幸」みんな、そう思っている。でも、それは心の余裕のなさ。

「不幸自慢」と言うのでしょうか。
「自分は過去~をやってきて、大変だった。それに比べればお前は楽をしている。もっとしっかりしろ!」
と上司が部下へ言うようなシーンがあるとします。

部下からしたら、今の仕事に一生懸命、自分の力を出し切っているんです。
自分は一生懸命やっているのに、それを認めてもらえない。
認めてくれない上司が悪い。
自分はこんな上司の部下になって不幸だ!と思っているかもしれません。

上司からしたら、自分の過去はもっと大変だったと本気で思っているのです。
(本当に大変だったのかもしれませんし、もしかしたら時間が経過して、大変だったのだと錯覚しているのかもしれません)

もしかしたら、部下の失敗によって更に上の上司に怒られたのかもしれません。
無能な部下を持った自分はとても不幸だ!と思っているかもしれません。

このように、上司の立場、部下の立場。
それぞれに、それぞれの言い分があるんです。

この自分が不幸!であるとか、他人のせいにする。自分を正当化する。
これらは「心に余裕がないから」だと思うのです。

じゃあ、心に余裕があったらどうなるでしょうか?

まず、部下の立場から。
上司から自分は過去は大変だった。お前ももっとしっかりしろ!と言われます。

それを流してしまえば良いのです。
上司と言えど、同じ人間。鬱憤がたまっていたり、過去に何かがあったのだと思い、上司の言葉をあまり気にせずに、今まで通り自分で考えて行動する。
上司に恵まれなかった自分が不幸ではなく、部下に当たる事でしか鬱憤を晴らせない上司が不幸だと思ってしまうのはどうでしょうか?

上司の立場から。
自分は過去にはもっと大変だったけれど、それは経験を積んで乗り越えたものだったのではないでしょうか?
だったら、部下に「自分はこうだった!もっとしっかりしろ」と言うのではなく、まずは相手の努力を認めてあげる。
その上で、過去の自分の経験から、より良くなる方法を伝える。
そうすれば、部下ももっとやる気を持って、しっかりと話を聞いてくれるはずです。

この話が企画とどう関係あるのか?

大分個人的な考え方も混ざってしまいましたが、結局現実の人間も、物語のキャラクターも同じなんです!
面倒くさいものなのです。

まず、上司と部下。
立場が違えば「考え方が違う」のです。

例えば「貴族」と「平民」 
「男」と「女」 
「正義」と「悪」
「子供」と「大人」

同じ行動をしてもそれぞれの考え方が違う。具体例を出してみます。
「目の前で強盗がお金を盗んで行った」とします。

貴族だったら、はした金だと全く気にしないかもしれませんし、もしかしたらすぐに部下に追わせるかもしれません。
逆に、平民だったら大金を取られてしまい、死に物狂いで追いかけるかもしれません!

「突然、強盗犯に切りつけられた」とします。
男だったら、その場であまりの痛さに何も考えられなくなりパニックになるかもしれません。
女だったら、切りつけられても意外と冷静に受け止めて対応を考えるかもしれません。
※ちなみに、女性の方が男性よりも痛みに強く、血に強いという事らしいです。

このように、立場によって「考え方が違う」「経験が違う」だからその後の行動に差が出てくるのです。

そして「心に余裕があるか、ないか」これも大切な要因です。
同じ出来ごとであっても、自らに余裕がある時と、余裕がない時では反応が全く異なってくるでしょう。

そうです、キャラクターの行動というのは実際の人間と同じ。
様々な要因や人間の面倒くさい部分。これらが混ざり合っての行動なのです!

今回の「まとめ」
キャラクターの行動は以下の2点で変わってくる。

「キャラクターが置かれた立場」+「心に余裕があるか、ないか」

 

・・・とてもキャラクターを描くというのは大変な事なのです。
でも、これを上手く物語に盛り込んで「余裕のない貴族」と「余裕のある平民」の組み合わせで、上手くキャラクターの行動から面白い物語が生まれるかもしれません!
もちろん、心の動きは常に変化するので「余裕がある時」と「余裕がない時」同じキャラクターであっても、状況によって反応が全く異なってきます。

このあたりの、キャラクターの心理描写。
これは物語を沢山観て勉強するのもありですし、現実の人間を観て観察、考え方を分析。
自らの人生経験。が生きてくると思います。

人生経験が豊かで、様々な人間を観ている人ほど、キャラクターの描写が上手くなっていくのではないかと思います!

そんな私はどちらも「まだまだ」という自覚はあるので、日々の努力と、経験値を得ていく必要がありそうです。

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