企画編83「主人公は何を成し遂げるのか?~プレイヤーが納得する主人公の目的~」 第145回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第145回 企画編83「主人公は何を成し遂げるのか?~プレイヤーが納得する主人公の目的~」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。
主人公は「物語」において、何かを成し遂げる事が義務付けられています。
(一部、例外はあるかもしれませんが)
さて、そんな主人公達ですが「貴方の物語の主人公」は何を成し遂げますか?

「主人公が何を成し遂げるか」は物語の成功を左右する重要項目!

何と言っても主人公!ですからね。
彼、もしくは彼女は一体物語の中でどのような立ち位置から、最終的には何を成し遂げるのか?
これはとっても大切な部分なのです。

特にノベルゲームにおいてはプレイヤー=主人公。もしくはプレイヤーが主人公に共感する形がメインとなります。
そのため、主人公が<どのような理由で><何を成し遂げるのか>ここにプレイヤーの「共感」と「納得」これがとても大切になるのです!

はっきりと書いてしまうと、ここで失敗してしまうと「かなり痛い」です。
いくら物語の構成が良くても、ヒロインが良くても。
主人公が全く魅力的ではなくて、プレイヤーが共感も出来ない、納得もできない、その上、何も成し遂げないか、成し遂げるだけの理由が無い。
こうなってくると、物語の途中で離れてしまう可能性が高いのです。

逆に、まったく共感できない主人公を作って、ヒロインや他のキャラクターに魅力を持たせる。
そして、共感できない主人公視点にイライラさせておいて、最後に主人公に制裁を加える!なんて物語もアリだとは思いますけれどね。
(これは実際にあると思います。ただし、好き嫌いははっきり分かれそうなタイプですね)

では、主人公が持つ<成し遂げる事>ですが、どのようなものであればプレイヤーが共感し、納得しやすいのか。

王道中の王道ですが
◎「ヒロインを助ける」
◎「大切な人(モノ)を守る」
これは感情移入しやすくて、納得もしやすい。更に応援もしやすい<成し遂げる事>になります。

ヒロインが悪に連れ去られてしまった⇒助けに行こう!
ヒロインが悪い人に狙われている⇒悪い人から守ろう!

すんなりと、納得できるし、共感しやすいと思いませんか?

そう、自分が同じような立場になった時にどう思うか?なんですよね。
自分の大切なものを奪われたら取り返したいですよね?
自分の大切なものが危険にさらされていたら守りたいですよね?

という事で、これは王道ながらもほとんどの人に共感し納得してもらえる主人公が成し遂げる事になります。

では次に
◎復讐
これも感情移入しやすくて、納得もしやすいです。
先ほどと同じように考えてみると

ヒロインが悪に殺されてしまった⇒その復讐をする!

ヒロインを失った怒りと憎しみから行動を始める主人公になります。
これも多くの人が共感しやすいと思います。
もちろん、本当に復讐で良いのか? 復讐をしてもヒロインは戻ってこない!等
復讐の場合は、大切なものを助けたいに比べると、少しひっかかる部分は出てきます。

そのあたりは、物語によっては「復讐はいけない」と主人公が途中で気付いたり、最後まで復讐に燃えて成し遂げたり。
これは、何を描きたいのかという部分に繋がります。

映画でも漫画でもアニメでもノベルゲームでも小説でも・・・。
多くの物語において「大切なものを守る」「助けたい」「失った大切なもののための復讐」
これが主人公の成し遂げる事になっているものが多いと思いませんか?

それだけ、多くの人に受け入れやすいという事なんです!
なので、困った時には主人公の成し遂げることは上記の理由にしておくと無難と言えば無難です。

あえて、違った理由にする場合でも注意すべき点は以下1つだけです!

主人公が<成し遂げるべき理由>に共感できますか? 納得できますか?
⇒それだけの行動を起こす背景、理由が主人公に備わっているのか確認しましょう。

 

逆に、駄目な主人公の成し遂げるべき事は。

なぜ、主人公がそれを成し遂げるのかが全く分からない。⇒共感も出来ないし、納得もできない。
突如として世界征服を決意する主人公。
自分が幸せなのに、なぜか全く関係ない悪を倒そうと命を投げ出して戦いに行く主人公。
自分が好きでも無い女の子に告白する主人公。

結局、なんで?
と受け取り側に思われてしまっては駄目なんですね。

そこに「ああ、それなら仕方ないね」
「なるほどね~、そんな理由があったんだ!」

と思ってもらえるだけの主人公の理由、背景が必要ってことです。

この辺り、実は作り手と受け取り側で認識が違っている事もあるので、注意が必要なんですよね。
作っている側としては良いと思っていても、受け取り側にはウケが悪い事もあります。

という事で、この話は次回にしましょう!(予告)

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