企画編85「魅力的なキャラクターは2パターンのみ?それは<ボケとツッコミ>」 第147回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第147回 企画編85「魅力的なキャラクターは2パターンのみ?それは<ボケとツッコミ>」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。

魅力的なキャラクターは2種類!それはボケかツッコミかどちらかです。

と、シナリオ担当のRが言っていました。
自論なのかもしれませんが、話を聞いていて確かにそうなのかも!と思ったので書いてみようと思います。
どうやら、極端にボケているキャラクターが一人でもいると、それだけでツッコミ側にもキャラが立ち、物語が進展しやすいとの事。

逆に、このキャラはボケなの?ツッコミなの?と迷ってしまうキャラターの場合は全体的に弱く、扱いが難しい。
まあ、無難なキャラクターとも言えますが、その分「無難過ぎて面白さが足りない、魅力が足りない」キャラクターとも言えるのかもしれません。

「ボケ」キャラクターってどんなキャラ?

ここで誤解して欲しくないのが、ボケと言っても完全に漫才やお笑い系の「ボケ」と物語における「ボケ」が同じものではないと言う事です。
ボケと言っても様々なボケがありますよね。

それこそ漫才のボケのようにギャグを連発しているキャラもそうですが、人とズレているキャラクター(変わり者)も大きく見たらボケなのです。
もっと簡単に言ってしまえば「プレイヤーか他のキャラクターが突っ込まずにはいられないキャラクター」がボケキャラなのです!

「おいおい!なんだコイツ。頭大丈夫なのかよ!」
「なんでそんな事を突然やりだすんだ!!」


このように作中の他のキャラクター(常識人)やプレイヤーが頭の中でツッコミを入れたら、それはボケキャラなのです。

特に良いボケキャラというのは「真面目にボケているのです」

ボケキャラクター本人は真面目に行動しています。
でも、その行動が他のキャラクターやプレイヤーから見たら常識外れで、突っ込みたくなる、そんなキャラクターなのです!

例えば、そうですね・・・。
「あっ!外に宇宙人がいるぞ!」
と、とあるキャラクターが言ったとします(もちろん、冗談で)

それに対して、
「そんなわけないじゃん!」と返答するのが普通のキャラクター。

しかし、それに対して
「な、なんだって!」と、真面目に外に行ったかと思うと、スーツに着替えて、花束を準備して宇宙人を迎えようとするキャラクター。
(宇宙人マニアだと説得力が増します)

前者の場合は、そこで話が終わってしまいます。
あくまで日常のワンシーンなのです。

しかし、後者の場合はボケキャラが動き出します。
服屋さんで「全宇宙で通用するスーツを頼む!」
花屋さんで真面目に「宇宙人にも伝わる美しい花をくれ!」と言い放つのです。

店員さんはポカーンとするでしょう・・・しかし、本人はいたって真面目です。
本気で宇宙人を迎えようとして、本人なりに失礼がないように行動しているだけなのです。
もちろん、宇宙人がいるぞ!という発言を疑う事もなく、本当に来ていると思っているからこそ行動に移しているのです。

このように、真面目にボケるキャラクターが魅力的なボケキャラなのです!
そして、このようなキャラクターが一人いるだけで周りのキャラクターは魅力的な「ツッコミ」キャラになる事でしょう。

ボケキャラ一人に対して、ツッコミ複数
というパターンになりますね。

逆に、主人公をツッコミにするのであれば
主人公がツッコミで他のキャラクターは全員ボケなんてパターンもありです。

※思いつく感じ、美少女ゲームでこれのパターンはありますよね。
主人公はまともなんだけど、ヒロイン達が「おいおい、お前らこれで良く生活できるな・・・とか日常生活を送れるな」というような動物的ヒロイン達。
ヒロイン達のボケに常にツッコミつつ、主人公がそのヒロイン達の世話をする(問題を解決していく)事になるのです。

 

どうでしょうか?
こうやって考えるとキャラクターはボケとツッコミの2種類にわかれると思いませんか?
そして、どちらでもないキャラクターはなんか中途半端な感じがしませんか?(安定枠とも言えますが)

という事で、キャラクターの魅力に迷った時は「強烈なボケキャラ」を考えてみましょう。
そして、それに対応する「ツッコミ」キャラクターを作るのです!

 

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