会社設立編6「その他、創業のヒント等」 第54回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第54回 会社設立編6「その他、創業のヒント等」
執筆者:(株)ウォーターフェニックス代表 ケイ茶


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他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。


ケイ茶です。
ノベルゲーム会社を作ろう!という事ではじめた会社設立編ですが、どこまで書こうかと悩んでいました。
登記の方法など、書く事はありますが、正直私が書くよりも私がつかった本を読んでもらった方がわかりやすいし確実だからです。

そのため、基本的にはノベルゲーム会社。という意味で私の経験上で幾つか書いてみました。
あとは、ちょっとしたヒントや役立ちそうな事を書いて、設立編に関しては今回をラストにします。

◆会社設立のヒント等

●株式会社の登録免許税15万円が7万5千円に! 弊社が設立の時に利用した制度。

⇒この15万円が半額になるってかなり大きいと思いませんか?
 私はこれがあったから「株式会社」にしようと思ったのです。

ただし、全員が使える方法でも無いので注意が必要です。
「産業競争力強化支援法」によって、特定の創業セミナーを受講した上で、市区町村から証明書が発行された場合、登録免許税が半額になります!

私の場合も山形市で行われている創業セミナーに参加して、その後山形市より証明書を頂いて、法務局で登記の際に証明書を添付して登録免許税が半額になりました。
なので、もし貴方が創業しようとしている地域でセミナーがあり、そのセミナーを受講する事により市区町村から証明書が貰えるようであれば、この制度を利用した方が絶対に得です。

●ノベルゲーム会社の場合、社員の雇用は必要か?

考え方にもよると思いますが、コアメンバー以外は最初のうちは必要ないと思います。
コアメンバー=企画担当は必須、あとはシナリオ担当は社内に欲しいと思います。

その他のイラストや音楽、音声などは作品によって人を変えたり、外注でこの人に今回はお願いしたい。
という方法も良いと思うのです。

役員以外の社員がいればいるほど人件費になりますし、責任も生じます。
ノベルゲーム会社を作る!という覚悟以上に大変になりますので、ここは最初はよく考えた方が良いでしょう。

●ノベルゲームを作る上で必要な備品

最低限ある程度のスペックのパソコンとノベルゲーム開発ツールがあれば問題ありません。
あとはiOS向けアプリにするならmacが必要です(弊社も購入しましたが、一番安いmacminiでも問題ないかと:5~7万円くらい)

●お勧め開発ツール

PC向けのみの場合は沢山あります。
有名どころでは吉里吉里やNscripter、YU-RIS等。
上記は商業利用も可能です。(ただし別途お金が必要な場合もあるので、チェックしてくださいね)

弊社はiOS、Android向けも開発していますので、対応したArtemisEngineを「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」において採用しております。

●独自エンジン?

開発できる人がいれば、独自エンジンもありかと思います。
ただ、下手に1から作るよりは上記のエンジンの完成度は高いため、そちらを利用した方が良い場合も多いです。

●設立地域

ノベルゲーム会社に関連がありそうな、システム会社や音声、音楽系の会社はやはり東京に多いと思います。
ただし、絶対に東京近郊でなければいけないという程ではないと思っています。
基本的にはネットを通じて取引は可能ですし、データの引き渡しも可能です。

言うのであれば、出来れば光ファイバーが使えるくらいにはネット環境が整っている地域。
いざ取引先に行くときに、すぐに行ける場所。
東京まで行くための手段があればOKかと思います。

弊社は山形ですが、東京まで一本で行けますし、ネット環境も問題なく、開発にも集中できる良い場所だと思っています。

●いきなり会社?同人サークルから?

うちの場合は、同人サークルもやっていましたが、やりたいことが商業だと思ったのと、どうせやるなら一発勝負に出よう!
と思いきって会社にしてしまいました。

ただし、あまりリスクを負いたくない、儲かりそうなら・・・。という場合でしたら、まずは同人サークルとしてスタートして、ある程度人気が出たところで商業化。
というパターンもあります。
(実際に、そのように法人化したブランドもありますし)

いきなり法人化にしても、ノベルゲーム会社の場合はあまり資金をかけすぎない。
小規模な開発からスタートした方が良いかもしれません。
かといっていきなりコンシューマハードとか数千万掛けて、というのを否定するわけではありません。

それだけの資金と、支援、企画が揃っているのであれば最初から大作を作るのもありでしょう。

●正直、あんまり儲からないと思います!

ぶっちゃけて書きますと、正直なところゲーム会社の中でもノベルゲーム会社はそんなに儲からないと思います。
アプリで出す場合も単価が安いですし、PCでギャルゲー、アダルトゲームという場合でも市場は小さいですし。
ヒットしても5,000本~数万本の世界です。

それ以上に利益を上げるにはキャラクターグッズ展開やマルチメディア展開を考える必要があります。
1本のヒット作⇒キャラクターグッズ、他のメディアへの進出。

こうしないと、なかなか儲からないと思います!

弊社も利益が出るかどうか、どこまでやっていけるかは現時点では何とも言えません。
でも「好きだからやる」これが一番大切だと思いますし、好きだからこそ出せる作品があると思います。

だから、やってやろうと思った貴方。
自分の好きなものを作ってみてください。もちろん、責任は負わないといけませんし、売れなかったからといって人のせいにしてはいけません。
でも、私は一人のノベルゲーム好きとして、同じようにノベルゲームを盛り上げていきたい!という貴方の事を応援しています。

 

以上、これくらいで会社設立編を締めようと思います!


今回の会社設立編においては以下の本を参考にしております。
また、実際に私が会社を設立する際にも使用した本です。
この1冊があれば、会社設立前の準備~設立まで本当に一人でも出来ますので、設立の際にはお勧めします!

株式会社ソーテック社
「会社設立のしかたがよくわかる本」
http://www.sotechsha.co.jp/bs/html/878.htm

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