物語の「盛り上がるシーン」に必要なモノは○○です!~盛り上がりシーンのはずなのに、盛り上がらない現象の理由も説明~

物語の「盛り上がるシーン」に必要なモノは○○です!

物語においての「盛り上がりシーン」
どうすれば、盛り上がるシーンを作る事が出来るのか?
どうすれば、読者は盛り上がってくれるのか?
そう思う事はありませんか?

物語において「盛り上がるシーン」に必要なモノは2つの「感情の揺さぶり」なんです。
今回は、その2つの感情の揺さぶりはどのようなモノなのか、そしてどうすれば上手く作れるのか、まとめてみました。

目次

  1. キャラクターの感情
  2. 読者(プレイヤー)の感情
  3. 盛り上がりシーンのはずなのに、盛り上がらない理由

 

キャラクターの感情

まず、盛り上がりに必要な第一ステップが「キャラクターの感情の動き」です。
キャラクター……主人公やヒロイン、仲間や敵の感情が動く事によって、物語は盛り上がるのです。

簡単に感情の動きと言ってもぱっと思い浮かばないかもしれません。
どのような感情の動きがあると、物語が盛り上がってくるのか?
具体的に書いてみます。

ようするに、喜怒哀楽。
特に良い感情⇒悪い感情
悪い感情⇒良い感情

この急激な変化を使う事によって、盛り上がるシーンを作る事が出来るのです。

良い感情としては、喜びや楽しみ。
悪い感情としては、悲しみや怒り、絶望など。

先ほどの、具体例に更に書き込んでみると……

喜びや楽しみが⇒悲しみや怒りや絶望に変わる。
悲しみや怒りや絶望が⇒喜びや楽しみに変わる。
という事になります。

そして、この中で盛り上がるシーンはどこになるでしょうか?
………それは「⇒」の部分です。

喜びや悲しみが ⇒(変化していく事で) ⇒悲しみや怒りや絶望に変わる。
悲しみや怒りや絶望が⇒(変化していく事で)⇒喜びや悲しみに変わる。

この、キャラクターの感情が変化していく、変わっていくシーンこそが物語においての「盛り上がるシーン」だと私は考えています。

描き方としては
喜びや楽しみ⇒悲しみや怒りや絶望に変わる。
こちらのパターンの場合は、良い感情から悪い感情への変化。
キャラクターが幸せな状態から不幸せになるわけです。

その、不幸せになっていく過程こそが、静かに盛り上がる(後述の、読者の感情に影響を与える)シーンになります。
普通の幸せな生活をしていた主人公が、敵によって大切な人を失って、絶望をしていく展開などが考えられます。

そして、次のパターン
悲しみや怒りや絶望⇒喜びや楽しみに変わる。
悪い感情から良い感情への変化。
これは、物語の最後の盛り上がりシーンには欠かせません。
キャラクターが不幸せな状態から脱却し、幸せを目指して、幸せを再び取り戻すわけです。

こちらの場合は、幸せを掴むためにもがく過程こそが、大きく盛り上がるシーンになります。
大切な人を失って絶望をしていた主人公が、敵を倒そうと復讐に燃える内に、仲間を見つけ、ただの復讐ではなく仲間の大切さを知った上で、敵を倒す。
そして、敵がいなくなった世界で、仲間たちと幸せを取り戻す。 というような展開が考えられます。

結局のところ、キャラクターの感情が大きく変化する部分が盛り上がりのシーン。
キャラクターの感情が揺さぶられる何らかの事件が起こり、それによってキャラクターの感情が変化し、結果としてどうなるのか。
これを描く事=盛り上がりのシーンを作るという事。

読者(プレイヤー)の感情

前述したキャラクターの感情。
もうひとつ、盛り上がりのシーンに重要な要素があります。
それが「読者(プレイヤー)の感情」なんです!

キャラクターの感情が盛り上がらない場合でも、読者の感情が盛り上がるのであれば「盛り上がりシーン」になります。
では、読者の感情が盛り上がるシーンとは一体何か?

王道展開と言えば「仲間のピンチに、主人公が助けにやってくる」でしょう。
これも考え方とによっては、仲間キャラクターの絶望⇒主人公という希望(幸せ)という感情の変化かもしれません。

しかし、キャラクターの感情を描くまでもなく仲間のピンチを描写して、そこに主人公が仲間を助ける為にやってくる。
このシチュエーションだけで読者の感情が盛り上がる=盛り上がりのシーンになる事だってあると思いませんか?

シンプルに言ってしまうのであれば、読者の感情が盛り上がるのであれば、何も無いシーンであっても盛り上がるという事です。
上記の例のピンチに主人公がやってくる……これは何もないわけではありませんが、多くの方がすぐに理解でき、更に感情を刺激されるような展開です。
これだと、よほど主人公が嫌われでもしてない限りは、読者が盛り上がってくれるでしょう。

場合によっては(読者によっては)主人公の正体がバレるシーンで盛り上がるのように、特定のシチュエーションで作者が意図しなくても、勝手に盛り上がってくれる事もあるのです。
これが、読者の感情になります。

作者が意図的に、こんなシチュエーションだったら読者の感情が刺激されて、盛り上がるシーンになるだろう(ピンチに主人公が助けに来るなど)と作る事もあるでしょう。
逆に、意図的ではなくて作者としては平凡なシーンのはずなのに、ある読者の盛り上がりシチュエーションと被っていれば、勝手に盛り上がりシーンに変換してくれるというわけですね。

意図的に作る事はある程度狙えるかもしれません。
しかし、読者の盛り上がりシチュエーションは読者ごとに多くのパターンがあると思いますので、狙ってやるのは難しいかもしれませんが……。
やるとしたら、こういうシチュエーションが好きな人が多そう、盛り上がりそう等と予想や分析をする必要がありそうです。

私なんかは実際に記述した「仲間のピンチに主人公がやってくる」(これは多分、多くの人が盛り上がるシチュエーションだと思うんですよね)とか「主人公が隠していた正体がバレる」なんかは、そのシチュエーションだけで盛り上がり易いのでは? と思うんですが、どうでしょうか。

盛り上がりシーンのはずなのに、盛り上がらない理由

さて……キャラクターの感情もしくは、読者の感情で盛り上がりシーンが出来る。
こんな感じで作れば良いのでは? と書いてきましたが、実際にそんなに上手くいくのか?

そう思った方もいるかもしれません。
このシーン……明らかに作者としては盛り上がりを想定していたように見えるけれど、全く盛り上がれなかった。
貴方も思った事がありませんか?

そうです……キャラクターの感情が盛り上がっていたり、シチュエーションが良いのに、盛り上がれない事もあるって事です。
じゃあ、なんで盛り上がりシーンのはずなのに、盛り上がらない、盛り上がれない! そんな事が起こりえるのか。

それは、ズバリ 読者(貴方)がキャラクターに感情移入出来ていない、もしくはキャラクターが好きになれていないから。
この場合は、いくら作者が盛り上がりシーンを作ろうと思っても、実際に読者は盛り上がりません。

それどころか、シーンや演出、キャラクターは盛り上がっているんだけど、自分(読者)自身が入り込めないので、置いてけぼり……最悪の場合、冷めてしまいます。(アレ? なんで、こいつらこんなに本気なんだ? なんか盛り上がりシーンっぽいけれど、盛り上がれない……)

そうなんです。
いくらキャラクターの感情を動かした所で、良いシチュエーションをくっつけた所で、根本的な部分。
読者がキャラクターを好きになっているのか(好感が持てるのか)キャラクターに感情移入が出来ているのか(特に主人公)
これが満たされていなければ、無意味になってしまうのです。

例えば、いくら仲間のピンチに主人公が駆け付ける!なんて魅力的なシチュエーションがあったとしても……
助けに来る主人公が全く魅力的ではない(自分勝手だったり、異常者だったり)
もしくは、仲間が魅力的ではない(主人公を苛めていた、主人公の事が大嫌い、思考が理解できない)
では、駄目だという事です。

まあ、全部が全部そうとは言いません。
いくら仲間が魅力的ではなく、主人公の事が嫌いだったとしましょう。
それでも、主人公が凄くいい奴で、そんなヤツでも仲間なんだ! 俺はお前を助けに来た、と言うのであれば話は違うかもしれません。
⇒それによって、助けられたキャラクターの考え方が変わったり、主人公に対する態度が変わったりすれば、意味もありますし。

それでも……最悪な主人公が最悪な仲間を助ける。
これは、そういうシチュエーションが好きな人か、相当な理由付けでもない限り盛り上がれないんじゃないかと思うわけです。

なので!
盛り上がりのシーンには確かに、キャラクターの感情や盛り上がりのシチュエーションを狙うという事は必要です。
ただし。

それは読者が感情移入出来たり、好感が持てるキャラクターがいてこそ!
キャラクターを疎かにしてしまうと、全てが無駄になる可能性があります。

これを忘れないように注意した方が良いかと思います。
(私自身も、気をつけないといけない部分だと思っています)

 

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