秘密は美味しい。

秘密は美味しい。

貴方には誰かに知られたくない「秘密」がありますか?
秘密を持っているのであれば、その秘密を知られないように努力をしたり、上手く隠そうとするのではないでしょうか。

もしくは、近しい人が秘密がある……と話してくれたら、信頼されている証だと興味を持ってしまうのではないでしょうか。
更に、自分がライバルだと思っている人が何か隠し事をしている様子があれば、その秘密は何かと知り、相手より優位に立ちたい、秘密を知ったことで相手を利用したいと思う人もいるかもしれません!

物語においても「秘密」を持ったキャラクターがいると、それだけで対立が生まれたり、協力関係が生まれたり、メリハリが生まれたりします。
今回の記事では「秘密」によって、どのような物語展開が考えられるか、代表的な3パターンについて紹介してみます。

目次

キャラクターに「誰にも言えない秘密」ありませんか?

貴方の作ったキャラクターには「誰にも言えない秘密」がありますか?
何事にも正直で、秘密なんて全くない。
そんなキャラクターもいるかもしれませんが、キャラクターに「誰にも言えない秘密」=「大きな秘密」がある事で、物語の主軸となる展開を作ったり、物語をより面白くする事が出来る場合もあるんです。

秘密から考える物語3パターン

では、実際に秘密からどのような物語のパターンが考えられるのか?
大きく3パターンとして紹介してみます。

(1)秘密が知られてしまうパターン

主人公もしくは、主要なキャラクターが何らかの秘密を持っていたが、それが誰かに知られてしまうパターンです。
この場合の美味しい物語展開としては「秘密の共有」ではないかと思います。
相手の秘密を知った上で、もしくは主人公の秘密を誰か一人が知った上で、秘密がバレないように協力する物語。

ここでポイントとなるのが「秘密を知っているのがごく一部のキャラクターもしくは、一人だけ」と「秘密を知られてはいけない理由」があるかです。
例えば、主人公が「実は男だった」「実はヤクザの息子」「実は人間ではない」など……。

「実は男だった」⇒これは主人公の見た目が女性らしい場合に使える秘密です。
実は男なんだけど、女性のフリをして女子校に通わなければならなくなった。
この場合は、秘密を知られてしまったら即退学もしくは即逮捕というような「秘密を知られては駄目な理由」も明確です。

そして、主人公は最初は問題なく通っているものの、ある時一人のクラスメイト(女子)にバレてしまう。
しかし、そのクラスメイトは主人公と一緒に学びたいと思っているから、性別の事を秘密にして、主人公との秘密を共有してくれる。
といった物語に出来ます。

「実はヤクザの息子」⇒一見では、普通の人に見えるけれど、親がヤクザという場合に使える秘密。
この場合は、あの有名ドラマ(「ごくせん」)を思い浮かべる人が多いかと思いますが……例えば主人公は学校の教師。
でも、職業柄、ヤクザノ息子だとバレてしまったら教師でいられる事が出来なくなってしまう(これが秘密を知られては駄目な理由)

バレる相手は、クラスメイト。
でも、クラスメイトは主人公の事を教師として好きで、その秘密を知った上で誰にも言わない。
……しかし、ある時ひょんな事でその秘密がバレてしまい……といった物語に出来ます。

「実は人間ではない」
これも同じように、人間だとバレると殺されるとか、捕まってしまうと言う秘密がバレては駄目な理由が付けやすい。
秘密を共有してくれるのは、主人公が助けた人間にしておくと良さそうです。

このように、主人公か主要メンバーには秘密があったが、それが誰かにバレてしまう。
でも、秘密を知った上で、バレないように「守ってくれる」「協力してくれる」物語にする事が可能です。

なぜ「秘密の共有」が美味しいか。
逆に、秘密が即、皆にバレてしまったら物語としては面白くはありません!

教師になった途端に、全校生徒にヤクザだとバレて退職する主人公。
⇒物語が始まる前に終わってしまいます。
(……まあ、その上で意外な展開に持っていくのもアリかもしれませんけれどね)

あくまで、クラスメイトとの信頼関係が出来た上で、秘密を知ってしまうが協力関係になる。
そして、協力関係になった後、一番最悪なタイミングで「秘密」がバレる展開が訪れる。
そこでピンチに陥ってしまう主人公を、主人公が面倒を見てきたクラスメイト達が行動して助ける。

王道ながら、こんな展開に多くの人が共感し、燃えるのです。

(2)秘密を隠し続けようとするパターン

次に、主人公の秘密が誰にもバレないまま進行するパターン。
この場合は秘密がバレたら即、死んでしまうというような、大きな制約があると面白いでしょう。

主人公からしてみたら、秘密が知られてしまう=自分の死
だから、秘密をいかに隠し続けようとするか必死になります。

こうなってくると物語は面白い。
どうやって誰にもバレないようにするのか考えて行動する主人公。
しかし、主人公がうっかりとミスをしてバレそうになる等、ヒヤヒヤさせる事も大切になってきます。

(3)相手の秘密を知ろうとするパターン

主人公が秘密を持っていなくても、ライバルの秘密を知ろうと行動したり、特定の誰かの秘密を知ろうとする物語のパターン。

先ほどの(2)のキャラクターと連動させるとより、面白い物語を作る事が出来ます。
秘密を隠し続けようとするキャラクターの対として「何としてでも主人公の秘密を知ろうとするキャラクター」を作ればよいのです。

実際の例として有名漫画を挙げさせて頂きますが「デスノート」はこれが非常に上手い。
一方は「凶悪殺人犯」一方は「凶悪殺人犯を捕まえようとする探偵」
それぞれの秘密は「自分の素姓(どこの誰か)」で、お互いに相手に自分の素姓を知られた瞬間にアウトなんです。

凶悪殺人犯は探偵に知られた瞬間に捕まります。
探偵は凶悪殺人犯に知られた瞬間に殺されます。

お互いに、お互いの人生や命をかけた戦い。
どちらも相手の秘密である素姓を知ろうと行動し、相手の裏をかいたり、かかれたりといった心理戦が繰り広げられます。
続きがどうなるのか気になってしまう展開が続き、読者を飽きさせません。

(と言う事で、知っている方が多いと思いますが、知らない方は「デスノート」がとても参考になりますよ!)

(1)~(3)のどれかのパターンか、ミックスさせる事で物語が動きます。

(1)~(3)のどれかのパターンを使う事で「秘密」を生かした物語を作る事が出来ます。
また(2)と(3)をミックスしたりする事も出来ます。

(1)と(2)(3)をミックスさせて……
大量殺人犯の正体を知っている「協力者」も付けた上で、探偵と戦わせる事も出来ます。
(ええ、これも「デスノート」でやってますね。 とても美味しい設定です)

キャラクターに「秘密」を持たせてみましょう。
そして「秘密」を生かした物語を作ってみてはどうでしょうか?

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