「初めて遊ぶ、ノベルゲーム」~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~ 第【3】回「面白いアニメ」を探している方へ、ノベルゲームをお勧めする5の理由と、5のお勧めできない理由

初めて遊ぶ、ノベルゲーム
~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~

「ノベルゲーム」をプレイした事が無い方や、あまりプレイしない方へ「ノベルゲームの面白さ」を発信する事を目的としたコーナーです。
ノベルゲームって何? という素朴な疑問から「こんな楽しみ方があります」や「小説や映画、アニメなどが好きな方も楽しめるゲームの紹介」等
ノベルゲームならではの魅力、面白さ、やってみたい! を貴方に、発信していきたいと思っています。

ノベルゲームって何? ノベルゲームの基本が知りたい方はコチラをご覧ください。

第【3】回「面白いアニメ」を探している方へ、ノベルゲームをお勧めする5つの理由と5つのお勧め出来ない理由

~キャラクターの感情面が強く描かれ、ニッチな作品が多い「ノベルゲーム」も楽しんでみませんか?~

目次

(1)アニメは3人称、ノベルゲームは1人称やキャラクターの感情の描写も多い

(2)アニメに比べて、大衆向けではないニッチな作品が多い(作られ易い)

(3)尺の問題が無い為、大作でもしっかりと描きやすい

(4)ノベルゲームにしか出来ない演出がある

(5)あのアニメの脚本家が作ったノベルゲームもあるんです!

(1)動かない

(2)アニメは基本は無料でブルーレイが高価、ノベルゲームは高価

(3)気軽に楽しめない(プレイ時間が長い、文字を読むのが疲れる)

(4)ワンシーンが冗長に感じる

(5)主人公に声が無い事が多い

「アニメ好き」な方なら、ノベルゲームもプレイしてみませんか?

まず「面白いアニメ」で検索された方、面白いアニメ紹介の記事ではないのかと残念に思われてしまったら申し訳ありません。
でも、そんな貴方にノベルゲームの面白さをお伝えしたい! というのが、この記事となります。
ノベルゲームって何?という方はまずはコチラの記事をご覧ください。

アニメとノベルゲームというと、全く違うものに思えてしまうかもしれません。
しかし、意外と共通点があったり、それぞれの面白さや良さというものがあります。
今回は、アニメよりもノベルゲームをお勧めする5つの理由と、逆にノベルゲームをお勧めしにくい5つの理由をまとめてみました。

少しでも、アニメ好きの方がノベルゲームに興味を持って、試しにプレイしてみるか! と思ってもらえれば嬉しいです。

「アニメ好き」にノベルゲームをお勧めする5つの理由(ノベルゲームの利点)

(1)アニメは3人称、ノベルゲームは1人称やキャラクターの感情の描写も多い

アニメとノベルゲームの一番の違い、大きな違いは何?
と言われて、まず思い浮かんだのが1人称なのか、3人称なのかという事。

アニメでは基本は3人称の視点で物語が描かれます。
主人公から見た画面ではなく、客観的な視点で描かれていますよね?

しかし、ノベルゲームの多くは1人称で主人公の視点で描かれる事が多いです(※全ての作品がそうではありません)
1人称であるノベルゲームの利点として、主人公の内面や感情をしっかりと描く事ができ、主人公に感情移入しやすい事が挙げられます。

例えば、ノベルゲームが強い「ループモノ」では特にプレイヤー(視聴者)が主人公に感情移入しやすいです。
主人公が毎回同じ世界を繰り返して何を思ったのか、そして絶望する気持ちが文章として表示されます。
更に、選択肢というノベルゲーム独自のシステムがあり、プレイヤーの選択によって結果が変わる、ループから脱出できると言った仕掛けが楽しめるものも多いです。
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↑ノベルゲームでは、主人公の姿が描かれない事が多いが、主人公の心情や考えはテキストとして表示される事が多い。

このように、アニメでは自分の選択が招いてしまった結果を体験する事は出来ませんし、苦しんでいる主人公を客観的に見ることはできますが、深い心情までは知る事が出来ません。
この点はアニメよりもノベルゲームが優れている部分なのです。

(2)アニメに比べて、大衆向けではないニッチな作品が多い(作られ易い)

アニメ作品は、制作に予算がかかり、多くの人が関わっています。
そのため、基本的には「ある程度ヒットする」「多くの人や、ある程度の人に受け入れられる」題材や作品が多いです。
もちろん、これは商業アニメとしては当然のことで、望まれていないアニメや予算が出ないアニメが作られる事は、ほとんどないでしょう。

ノベルゲームの場合は、この点がアニメと少し違ってきます。
正直なところ、アニメのような予算や人員がいなくても作れてしまうのがノベルゲームという媒体です。
そのため、最小限の作品であれば一人で作れてしまいますし、ほぼ無料で作ることだって出来ます。

もちろん、商業ノベルゲームの中には多くの予算を使ってという作品も有りますが、その反面、中小規模ゲームや同人ゲーム(個人が趣味で作ったもの)も多いです。
アニメを個人で作るのはなかなか大変ですが、ノベルゲームは個人でも作り易く、商業でもアニメに比べると低予算、少ない人数で作る事が出来ます。

そのため、アニメよりも作家性を出しやすいですし、大衆受けではなく一部のニッチな人向けや、自分の趣味のものを作っただけといった作品も多いのです。
クオリティのバラツキも大きいですが、アニメより小さく作れるため問題作や挑戦作等も溢れています。

逆に言うと、アニメというのは多くの予算と人が関わっている、豪華な媒体であり、良い面も多いのですが、なかなか挑戦がしにくい媒体なのかもしれません。

(3)尺の問題が無い為、大作でもしっかりと描きやすい

アニメ作品は基本は1クール(12話)か2クール(24話)が多いです。
今は1クール作品の方が多く、だいたい12、13話で作品を描き切る事になります。
(※オリジナルの場合は特に。原作がある場合は、原作通りにやって途中で区切るか、途中まで原作で、アニメオリジナルで終わらせるか の3パターンが主でしょう)

この場合、1クール用に考えられたオリジナルの場合は上手く最後まで描けるかもしれません。
しかし、長編漫画や小説などをアニメ化した際も決められた話数で作る必要があります。
そのため途中の話や最後の方の展開などで「ストーリーをカットする」や「ダイジェスト」になってしまう可能性も大きいです。

もちろん、全ての作品がと言う事ではありませんが、アニメの話数に合わせて詰め込み過ぎている場合や、かけ足になっている作品を見る事も多いです。
この辺りは脚本や監督等の考えにもよるので、一概には言えませんけれど。

ノベルゲームの場合は、アニメのように時間や話数の制限がないため(完全にないわけではありませんが、緩い)描きたいものを、最後まで時間を掛けて描きやすい媒体です。
その反面、欠点も有ります(後述)

(4)ノベルゲームにしか出来ない演出がある

アニメには出来なくて、ノベルゲームには出来る演出もあります。
例えば……

・主人公が画面に表示されない事を利用したトリック
ノベルゲームの場合は主人公視点の場合は主人公が表示されない、それを生かしたトリックを使った作品もあります。

・キャラクターが自分の名前を呼んでくれる
自分の名前を入力する事で、キャラクターが貴方の名前を呼んでくれる……といった演出の作品も有ります。
恋愛ゲームで主人公の名前を変更できるタイトルも多いです。

・メッセージ(テキスト)ウィンドウを使った演出
テキストが表示されるウィンドウが突然消えたり、動的演出によって分裂したり、キャラクター毎に色が違ったり。
細かな部分ですが、ノベルゲームにしかない部分の演出といえます。

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↑このような「選択肢」を使うのも、ノベルゲームの演出です。
あえて同じ選択を出したり、違う選択肢があり、結果として分岐したり、エンディングが変わったりします。

(5)あのアニメの脚本家が作ったノベルゲームもあるんです!

今はアニメの脚本家として活躍している方の中には、元々ノベルゲームを作っていた(いる)人もいるんです。
有名なお二人を紹介すると……

「魔法少女まどか☆マギカ」や「サイコパス」等で有名なニトロプラスの虚淵玄さん。
過去に「Phantom」(こちらはアニメ化もされています)や「沙耶の唄」等、多くのノベルゲーム作品を手掛けています。

そして、「Angel Beats!」や「Charlotte」で有名なKey所属の麻枝准さん。
過去には泣きゲーとして有名な「CLANNAD」や「Kanon」「AIR」等、多くのノベルゲーム作品を手掛けています。
(上記作品は後に全てアニメになっています)

特に多くの作品に関わっているお2人ですが、その他のアニメにおいてもノベルゲームを作っていた脚本家の方も多いです。
このように、自分の好きなアニメの脚本家が作ったノベルゲームをプレイしてみる、というのも面白いのではないかと思いますよ。

アニメと比べてお勧め出来ない5つの理由(ノベルゲームの欠点)

(1)動かない

ノベルゲームは「紙芝居」と言われてしまう事もあるのですが、アニメと比べてしまうと、アニメほどに動く作品はほぼありません。
アニメと違いノベルゲームの基本の動きと言うのは、立ち絵というキャラクターのイラスト(表情やポーズの変更)やイベントCG(一枚絵)の演出がメインとなります。
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↑燃えていますが、炎は動きません。
※炎等を動かす、画面を点灯させる、といった簡易演出を取り入れている作品もあります。
立ち絵やイベントCG、もしくは雨や雪といった動的演出、イラストを動かしての動的演出は可能ですし、演出に拘っている作品も多くあります。
しかし、アニメのようになめらかに動いたり、ずっと動き続けるというノベルゲームはほぼありません。

ほぼ、と書いたのは一部例外が存在する為です。
たとえばTYPEMOONさんの「魔法使いの夜」はかなりのシーンで動きや演出に力が入っていますし、一部シーンではアニメーションを見ているような感覚で楽しめる作品です。
他にもニトロプラスさんの作品ではCGアニメーションや戦闘パートにおいてかなり動く作品もあります。
オーバーフローさんの「Schooldays」ではノベルゲームというよりはアニメーション作品に選択肢を入れた作品になっています。
(アニメーションの途中に選択肢が出現するという形式)

(2)アニメは基本は無料でブルーレイが高価、ノベルゲームは高価

基本は無料でテレビやネット上で放送されており、最後まで楽しめるのがアニメですよね。
その上で、全部楽しんで気に入ったらブルーレイやDVDを購入するという方が多いと思います。

しかし、ノベルゲームの場合は最初から有料で、しかもフルプライスの作品の場合は8,800円~するため、高価と言えます。
※安い作品はフリーゲーム(無料)~もあります。

ノベルゲームでは最初にお金を払って、楽しめるかどうかわからないものを購入する。
(そのために、事前にある程度をプレイする事ができる体験版を出しているメーカーも多いです)

アニメの場合は最初は無料で楽しんで、面白かったらブルーレイやDVDを購入する。
このように違いがあります。
アニメの場合はブルーレイやDVDを購入する場合は数万円掛かりますが、それは楽しい事がわかった上での出費。
ノベルゲームの場合は最後まではわからないため、楽しめるかどうかわからないけれど1万円くらいの出費という事になるのです。

これがノベルゲームに手を出しにくい理由の一つなのかもしれません。

(3)気軽に楽しめない(プレイ時間が長い、文字を読むのが疲れる)

アニメは1クール12話で一区切りがつきます(5~6時間くらい)
しかし、ノベルゲームの場合はボリュームがある作品が多く、利点とも言えますが……その反面、アニメのように手軽に楽しむ事が出来ません。

また、動いているアニメーションを楽しむのと、基本は文字を読み続けるノベルゲームという差も大きいです。
アニメーションは気軽に楽しもうと思いやすいですが、ノベルゲームの場合は文字を長時間読むことになり、小説や文字を読む事を苦痛と感じる人はかなり疲れてしまうでしょう。

ノベルゲームでも中には、アニメーションのように一話一話の区切りがはっきりしているものもあり、遊びやすい作品も存在します。
例えばニトロプラスさんの「吸血殲鬼ヴェドゴニア」はそれぞれの区切りでOP・EDが入り、話も30分~1時間くらいでまとまっているため、とてもプレイしやすい。

(4)ワンシーンが冗長に感じる

ノベルゲームはアニメと比べて時間の制約が緩い。
そのためにワンシーンが冗長になってしまう、なっている事も多いです。

そのため、アニメに比べるとテンポが悪いと言えます。
が、良い方に考えると「じっくりと楽しめる」ともいえます。

(5)主人公に声が無い事が多い

ノベルゲームの場合は主人公=プレイヤーという考え方が多いため、主人公に声がない事も多いです。
特に恋愛ゲームは主人公であるプレイヤーが恋愛しているように思ってもらう、という作品が多いと思うので、声が入っていないタイトルも多いです。

また、アニメと違いボイスの収録にお金が掛かってしまいやすいという理由から、経費削減として主人公の声を入れていない。
という事もあるのではないかと思います。
(他の方がどうかはわかりませんが、うちの場合はその理由もあります)

アニメの場合は主人公にももちろん声がありますし(無い事の方が珍しそう)モブキャラでも基本は声が入っています。

その他、アニメとノベルゲームについて

ノベルゲームの利点と欠点をアニメと比べてみましたが、いかがでしょうか。

アニメとノベルゲームは媒体として、表現としてはかなり違っている部分も多いです。
しかし、だからこそどちらにもそれぞれの良さ、悪さがあります。
それにノベルゲームからアニメ化というパターンの作品も多いですし(逆は少ないが、あります)ノベルゲームとアニメを両方楽しんでいる方も多いです。

もし、今回この記事を読んで今まではプレイしていなかったけれど、ちょっと興味を持った! そう思って頂けるだけで嬉しいです。
まずは自分の好きな脚本家の方の作品からでも、アニメ化された作品の原作ノベルゲームを遊んでみる事からはじめてみてはいかがでしょうか?

アニメ化されたノベルゲーム原作作品の場合は、アニメの尺の都合でカットされた部分が多いと思いますので、まずはアニメを楽しんで、次に原作ノベルゲームでより深く楽しむ。
そして、もう一度アニメを見る、といった3回楽しむという事も出来ると思います。

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