日曜定期更新(2023/04/09) 「次回作a開発日記<1_本作は「あのタイトル」の思いが受け継がれています>」

こんばんは!
企画担当のケイ茶です。

先週予告した通り、これからは「新作(次回作a)開発日記」として、色々ぼかしながらも定期的に開発状況を書いていきたいと思います!
さて、まずは簡単に現在の状況をお知らせします。

【現在の開発状況】
ケイ茶:様々な連絡や経理など、雑務をこなしています
R:設定の調整に悩んでいます

だいたいこんな感じになっています。
書いた通り、現在、Rは設定で悩んでいるわけですが……。
ここに至るまでも色々あって、この状態になっています。
そのため、ここからは一旦、これまでやってきた事を少しずつ回想していく形式で進めていきたいと思います。
その第一回目は、そもそもこの新作を作ろうと思ったキッカケからお話しします。


【次回作a開発日記 第1回(回想) 始まり】
★本作は「あのタイトル」の思いが受け継がれています!
現在開発中の「次回作a」ですが、ある意味ウォーターフェニックスの「原点」であり、
そして「挑戦」というタイトルになっています。

◆長期開発タイトル「十二支学園」の思いを受け継いで
知っている方もいるかもしれませんが、元々商業として活動する前から「十二支学園(仮)」というタイトルで開発していたものがありました。
おそらく最初は2010年頃から企画がスタートし、2011年には体験版を(物理的に)配布しました。
その後はさらに企画を進めて、このゲームのために会社を作って、販売しよう!
そう思っていたタイトルでした。

実際には、2014年に法人化して、2015年に初タイトルである「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」のリリースという結果になりました。
前にもブログで書いた記憶もありますが、最初から長編を作るのは大きなリスクがあると判断し、その結果、短編の「行き逝き生き」の開発になったわけです。

とはいえ、実際には「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」→「結婚主義国家」→「最悪なる災厄人間に捧ぐ」「アーキタイプ・アーカディア」とリリースしており、
その間「十二支学園(仮)」はどうなったんだ?と思われる方も多いでしょう。

実は、上に書いた開発順はある意味正しいのですが、抜けていることがあります。
それを正しく整頓すると以下のようになります。

★「十二支学園(仮)」企画/頓挫
→「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」
→「結婚主義国家」
→★「十二支学園(仮)」企画/頓挫
→「最悪なる災厄人間に捧ぐ」
→★「十二支学園(仮)」企画/頓挫
→「アーキタイプ・アーカディア」
→「次回作a」(現在開発中)

このように、実は「十二支学園(仮」は何度も企画→頓挫という流れを繰り返してきたタイトルなんです!


◆なぜ、何度も頓挫を繰り返したのか?
デスゲームというジャンル・新規性

「十二支学園(仮)」はジャンルとしては「デスゲームもの」として企画をしていました。
シンプルに書いてしまうと「主人公側がデスゲームの運営側からスタートする」という内容で、主人公が一般参加者を装ってデスゲームに参加する。
こんなものを想定していました。

この設定、その当時は斬新なのでは!?と思って作っていたんですが、開発が長期化するにつれて「デスゲームもの」が多くなり、
設定としての魅力が薄れてしまった気がしていたんです。
さらに、もともとの企画・プロットでどうしても「ルール・設定」で最後まで上手く話が作れないという問題点もあり、
何度も考え直しては上手くいかない……これを繰り返してきました。

そして、途中で考えてわかってしまった事があります。
それは「そもそも、自分たちはデスゲームものを作りたかったのか」という大前提。

絶望的な状況下という意味ではデスゲームものはありですし、自分で楽しむ分には好きなジャンルです。
しかし、デスゲームの「ルール・設定」を考えるのは正直、好きではありませんでしたし、不得意な部分でした。
それでいて「運営側の視点でスタート」という企画の新鮮さが薄れてしまった。
この状況で「デスゲームもの」に固執する必要があるのか。
ここに最終的に到達したんです。


◆それでも「十二支学園(仮)」の魂を引き継ぎたい!
「原点」から「挑戦」へ。

このように「デスゲームものとしての十二支学園(仮)」はほぼ開発する意味がなくなってしまいましたし、自分たちで作りたいと思えなくなってしまいました。
それでも、なぜ今回の「次回作a」に「十二支学園(仮)」を引き継ぎたいと思ったのか?
それは「キャラクター」です。

もともとの「十二支学園(仮)」では主人公をはじめとして、キャラクターの関係性や設定がかなり好みだったんです!!
あくまでデスゲーム参加者という意味もあり、良くも悪くも個性が強いというか、設定がぶっとんでいるキャラも多かったんですが。

それがあったから、この作品をここで終わらせたくない。
だから何度も企画を作ろうとしてきた。
本当はこのキャラクター達を出すために作ってきた。

正直、私たちの中ではこの主人公が亡霊のようになってしまい、ここ十数年ずっと頭の中に残っています。
いったい、いつ、この主人公を活躍させる話(企画)が出来るんだろう?
このままでは永遠に亡霊として存在しているだけのキャラになってしまうかもしれない。
これを超えていかなければウォーターフェニックスとしての次の一歩を踏み出せないのではないか?

と思ってしまい、もしやるなら今しかない!
ここで出来なければ今後もずっと亡霊として残ってしまうままになり、この企画は一生完成しない。
そこで「挑戦」がはじまりました!


まずジャンル。
これを「デスゲームもの」ではなくしてしまう。
そして、元々「デスゲームの運営者」という要素でキャッチ―さを出そうとしていたんですが、これを別の要素にして生まれ変わらせよう!
それでいて「十二支学園(仮)」で自分たちがやりたかったテーマやシチュエーションは残して、
キャラクターも(デスゲームの時から)設定を考え直して、元の良さを残しつつ、新たな世界観のキャラとして再構築していこう。

これが今回の「次回作a」での挑戦です!

この挑戦の結果、どのような作品になるのか。
それは皆さんの目でぜひとも見届けてもらいたいです!!
そのために、今現在は挑戦をしつつ開発を継続しています。

 

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日曜定期更新(2023/04/09) 「次回作a開発日記<1_本作は「あのタイトル」の思いが受け継がれています>」” に対して2件のコメントがあります。

  1. フラワー より:

    製品情報にもある「十二支学園(仮)」が動いているんですね!
    これはもう期待するしかありません!

    1. water phoenix より:

      フラワーさん

      こんにちは。
      応援ありがとうございます!
      元の企画とは大きく変わってはいますが、今の自分達が作りたいものをうまく取り入れつつ頑張ります!

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