日曜定期更新(03/24/2019)「結婚主義国家 キャラへの質問8.明&ガーベラ」※ネタバレ注意

日曜日に書く事があっても無くても「とりあえず定期更新」するコーナー。
企画担当のどうでもいい事だったり、時として新作タイトルの事についてだったり、更新して、生存報告する事が第一目的です。

ケイ茶です。
今回で結婚主義国家、キャラクターへの質問が最後になります!
……が、Rが結婚主義国家の開発フォルダを探し回った結果、いくつかのストーリーの初稿が発掘されました。
次回からは4回にわたり初稿を掲載しますので、もう少しだけお楽しみいただければと思います!
(中にはかなり長く、IFの物語として楽しめるものもありますよ)
ちなみに、掲載するリストは以下の通りです。

・単独結婚(3月31日掲載予定)
・恋人死亡(4月07日掲載予定 )
・儀式失敗(4月14日掲載予定 )
・変人縁談(4月21日掲載予定 )

※以下は、ショートストーリーと共にキャラクター設定の紹介も兼ねて公開しようと思っていたものです。
タイミングを逃したのでその時の公開は止めましたが、ありがたい事に、今でも結婚主義国家について気にしてくださる方もおられるようなので、ここに載せておきます。

※「結婚主義国家」のネタバレが含まれる場合があります。
そのため、本編をすべてプレイしたうえでの閲覧を推奨いたします。

質問 変人縁談:明&ガーベラ
結婚式の3日後

『本日は、結婚式から3日。まだまだおめでたい日ですね』


『ではさっそく、結婚したばかりの新婚さんにインタビューしてみましょう!』

「は、はい。お願いします」

「うむ。なんでも訊くが良い!」

『お2人のお名前は?』

「大道寺明です」

「我はガーベラ!」

「ちょっと、ガーベラさん。ここは本名を答えないと……」

「わ、我は、ガーベラ!」

「……すみません。こういう人なので、ここはガーベラでお願いします」

『年齢はおいくつですか?』

「18です」

「ん? 我は……何歳だっただろうか?」

「貴方も同じ18歳でしょう」

「おお、そうかそうか。すっかり忘れていたぞ!」

『一応訊きますが、性別は?』

「男です」

「うーむ……」

「……どうしたんですか?」

「お主に訊きたいのだが……ガーベラとは、性別がある花なのだろうか?」

「それはわかりませんが、ガーベラさんは人間の女性だと思いますよ」

「そうか。我は女性でいいのだな!」

『好きな食べ物は?』

「寿司です」

「我は、梅干しとミルクとヨーグルトが好きだ。油揚げも好きだが、油揚げよりもそれらの方が好きだぞ!」

「そうだったんですか。では、今度そのうちのどれかを買ってきますね」

「うむ。楽しみだ。我も寿司を買うから、交換しよう!」

『ご趣味は?』

「趣味はとくにありません」

「我は裁縫だ」

『1人の時は何をして過ごしますか?』

「テレビを見たり、ゲームをしたりしますね」

「我はやはり裁縫だ。一日中縫っているのも楽しいものだ」

「どんなものを作るんですか?」

「ん? 作りはしないぞ?」

「……では、何を縫うんですか?」

「うむ。我はよく転んで服を破いたりしてしまうからな。それを繕っているのだ!」

「もっと気をつけてくださいよ……」

『貴方が一番大事だと思うものは?』

「家族ですね。両親も、ばあちゃんも、じいちゃんも、兄も大切です」

「そしてこれからは新しい家族として、もっとガーベラさんを大切に想って生活していきたいと思っています」

「……我にとって大事なのは、この狐面だな。これがないと我は死んでしまう。明とも話せなくなってしまう」

「そうですね。オレにとっても、その狐面は大切なものです」

「うむ。2人で大切にしていかなければならぬな!」

「はい。守りましょう」

『貴方の弱点は?』


「狐面をとられる事だ」

「オレは……ホラー映画とか、苦手なんですよね」

「だから、実は、夜中にぼうっと立っているガーベラさんの事を考えると今でも怖くて……」

「それはすまなかった。これからは、ポーズを決めて立っている事としよう」

「それは別の怖さがあるので、やめてください」

『貴方の家族構成は? 両親はどんな人ですかね?』

「祖父、祖母、父、母、双子の兄と、オレ。の6人家族でした」

「両親は、少し心配性な方ですね。でも、オレの事を信じて結婚に関しては任せてくれました」

「我の方は、祖父、祖母、父、母、我の5人家族だ」

「両親は、狐面をつけてはおらぬぞ!」

「それは知ってます」

『貴方の性格を一言で言うと?』


「真面目、とはよく言われます」

「我……。我は……」

「ガーベラだ!」

「ガーベラさん。貴方、それを言えばごまかせると思っていませんか?」

「……ごまかしているわけではない。事実を言っているだけだ」

『相手の性格を一言で言うと?』


「真面目だ」

「そして、面倒見がよい。世話焼きな一面もあるな。とても感謝している」

「ガーベラさんを一言でいうなら、変な人ですね」

「しかし律儀で丁寧な面もあります。そして、恥ずかしがりですね」

「う、うむ。そうか」

「……こんな感じです」

『相手の事をなんて呼んでいますか?』


「明だ」

「ガーベラさん。あとは、たまに本名ですね」

「本名などしらぬな。我はガーベラだ」

「……と言って、返事をしてくれない事も多いので。基本はガーベラさんです」

『出会いはどんなものでしたか?』

「結婚相談所を利用した、お見合いで出会いました」

「うむ。良い出会いだったぞ」

『相手の第一印象は?』

「変な人に会っちゃったなぁ、と思いましたね」

「『誰でもいい』と言ってくれる寛容な者かと思うと、興味深かったのだが……無表情で怖いとも思った」

「すみません。怖がらせてしまって」

「いや、良いのだ。それも、お主の個性なのだからな」

『好きだと自覚したのはいつ、どんな時ですか?』


「ガーベラさんに、プロポーズをしたあとですね」

「でも、なんだかんだと言いつつももっと前から少しずつ惹かれていたのだと思います」

「我は……」

「ガーベラさん?」

「我は、いつからお主を好いていたのだろうか?」

「なんとなく、見かけたら近寄っていただけなのだが……。ううむ」

「ガーベラさんも、いつの間にかという事ですね」

「こうして毎日、知れば知るほど好きになっているんですから。毎日自覚している、という事でいかがでしょう?」

「おお、そうか。そうだったな! では、我は毎日好きなのだ!」

「はい」

『告白はどちらから?』

「ううむ。あれは……」

「同時、という事になりますね。プロポーズ」

「うむ。どちらがというのはないな。それも良いものだ」

『初デートはどこですか?』

「初デート……?」

「茜さんを探したのが、デートという事になるんでしょうか」

「ふむ。それならば、店の前まで歩いたのがデートだな。あの時は……」

「ガーベラさん? どうかしたんですか?」

「……うむ。そういえば、あの店に迷惑をかけてしまった事を思い出したのだ」

「……本当に、申し訳ない事をしてしまった」

「気になるのでしたら、明日、改めてあのお店に行きましょう。謝罪替わりに食事をしていけばいいですよ」

「うむ。それはいい考えだ!」

『喧嘩をした事はありますか?』

「ありません。下手な事を言うと、ガーベラさんが泣いてしまうので。それで終わりですね」

「……すまぬ」

「いえ、責めているわけではないんですよ」

「お互いすぐに謝って丸く収まるんですから、オレたちはこれでいいと思います」

『相手の好きなところは?』


「面倒見がよく、いろいろと世話をしてくれるところだな」

「そして、ありのままの我を受け入れてくれる。明は素晴らしい人間だ」

「ガーベラさんのいいところは、律儀なところですね。まず、人として好感をもてます」

「あとは、素直なところも可愛らしい思いますし、面をつけていても感情表現が豊かなところは参考にしたいと思います」

「うむ。そ、そうか」

『相手の嫌いなところは?』

「嫌い……? うーむ。難しい質問だな……」

「嫌いというわけではありませんが、もう少ししっかりしてくれたらな、と思う時はあります」

「どうも、見ていて危なっかしいんですよね」

「わかった。我は明日からしっかりするぞ!」

「はい。頑張ってください」

「まずは、しっかりしたポーズを鏡の前で練る事から始めるぞ!」

「それは、頑張らなくても大丈夫ですよ」

『相手に、もっとこうしてほしい、という事はありますか?』

「もう少し、狐面を取る時間を長くして欲しいですね」

「……善処する」

「ガーベラさんからは、何かありますか?」

「お主に不満はない」

『結婚直後には何を思いましたか?』

「ああ、すごい人と結婚したな……とは思いました。もちろん、後悔はしていませんが」

「我は、何も思わなかった。……ただ、呆然としていた気がする」

「そういえば、儀式の後は壇上で数分間かたまっていましたよね」

「うむ。後の者には迷惑をかけてしまった」

『結婚とはどんなものだと思いますか?』

「幸せなものだ。我の家族も、皆そう言っていた」

「そうですね。オレも、そう思います」

『これからはどんな生活をしたいですか?』

「うむ。幸せ生活にしたいと思うぞ!」

「もう、幸せ生活になっていますよ」

「……という事ですから、わざわざどうしたいというのはありませんね」

『この国の結婚制度についてどう思いますか?』

「制度そのものは良いなんて断言できませんが、この制度がなければガーベラさんと結婚できなかったとは思っています」

「うむ。いろいろ大変な者もいるだろうが、そういう者は皆、結婚相談所に駆け込んで欲しいものだ」

『相手に、何か一言』

「明。お主があの時お見合いに来てくれた事を、改めて感謝する。……ありがとう」

「こちらこそ、ガーベラさんが来てくれて良かったですよ。ありがとうございます」

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