舞台設定は「現代」それとも「ファンタジー(異世界)」~それぞれの利点と欠点とは?~

舞台設定は「現代」それとも「ファンタジー(異世界)」
~それぞれの利点と欠点とは?~

物語の舞台設定をする上で、大きく悩むのが「現代」なのか「ファンタジー(異世界)」かの2択です。
今の流行りとしては「異世界モノ」が多いと思いますが、では「現代」と「異世界」それぞれの利点と欠点は何か。

簡単にまとめてみようと思います。
それぞれの利点と欠点を理解した上で舞台設定を考えてみるのも良いのかもしれません。
もちろん以前書いたように、自分の好きな世界で物語を作り始めるという方法もありますよ!

目次

  1. 「現代」の利点
  2. 「現代」の欠点
  3. 「ファンタジー」の利点
  4. 「ファンタジー」の欠点

「現代」の利点

(1)主人公の生い立ちに感情移入しやすい、物語に自然に入る事が出来る

「現代」の利点の一つ目はこれです。
現実世界と同じなので、主人公が生きてた今までの過程が理解しやすいです。
そのため、基本的な部分での感情移入度が高くなります。
(特殊な設定をつけない限りは)

(2)特別に世界の説明をする必要が無い

そして利点の二つ目。
今、現実に生きている世界と基本的には同じな為、特別に世界観の説明をする必要がありません。
わざわざ、舞台が日本で電気があって、学校があって……なんて説明する必要はありません。

「現代」の欠点

逆に現代の欠点としては「目新しさがない」という部分になると思います。
世界としては現実と同じため、特にこれといった斬新さは出ないでしょう。

ただし、世界が普通でも「主人公が魔法を使える」等のように、世界以外で目新しさやファンタジー要素を入れることは可能です。

「ファンタジー」の利点

(1)既存の枠組みに囚われない、自由な世界設定が可能

「ファンタジー」世界であれば、これが一番のメリットでしょうか。
(2)の独自色を出しやすいと同じと言えば同じですが、自由に世界設定が出来ます。

魔法が当たり前の世界でもいいし、ドラゴンがいてもいい、宇宙で生活するのが当たり前だっていい。
貴方の頭の中で想像された世界をそのまま、作品の舞台として出すことだって出来るんですから!

(2)独自色を出しやすい

(1)の結果として、独自色を出しやすいのです。
この舞台設定だけでも、他の作品との差別化をする事が出来ますし、十分PRポイントになります。

「ファンタジー」の欠点

(1)世界観の説明が必要不可欠で、長すぎるとダレるし、読者が付いていけない

「ファンタジー」で世界が独特であればあるほど、世界の設定を説明する事が必要です。
この世界ではどのような生物がいるのか、国はどうなっているのか、どのように人々が生活しているのか……等。
どこまで作中で描写するかにもよりますが、現代に比べると圧倒的に説明しなければならない情報が多いはずです。

そして、この説明は最初に一気にやってしまうのは無茶です。
説明だけで1時間や2時間の作品があったら、ついていける人もいるかもしれませんが、多くの読者はダレます。
そして、もういいや。ついていけない……と物語が始まる前に逃げられてしまう可能性もあります。

世界観の説明は必用ですが、一度に行うのではなく徐々に行う。
もしくは、違和感なくキャラクターの行動や台詞で上手く、世界観の説明をする……のが良いのではないでしょうか?
(この辺りの技術に関しては、私の場合まだ苦手で弱い為、具体的にはお伝えできませんが・・・)

(2)馴染みにくい、理解しにくい

(1)とも繋がりますが、独特であるから馴染みにくく、理解しにくいわけです。
これが「現代」だったらすんなり入る事ができます。

なので、結局はいかに独特な世界に馴染んでもらうのか、どのように説明をするのか。
この辺りが大切なのかな?と私は思います。

 

個人的な事……

今のところ、うちの作品ではそこまで独特で完全ファンタジー!はやっていないと思います。
逆に「いきましょう」に関しては「ほぼ何もない世界」「終わってしまった世界」なので、舞台としてはシンプルですし。

「結婚主義国家」にしても、18歳までに結婚できなければ処刑される世界。
と確かに特集ではありますがベースは現代で、変な法律であったり独裁国家が入ったという感じです。

将来的には「完全にファンタジー」作品も作ってはみたいんですよね。
大作RPGとかアニメであるようなドラゴンがいたり、妖精がいたり、魔法が使えたり!
そんな世界観+自分達の独自路線みたいなものが作れないかな?とは時々思います。

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