ただの「王道・無難に良い物語」は損をする~「ただの王道」で終わらない為に必要なモノとは?~

ただの「王道・無難に良い物語」は損をする
~「ただの王道」で終わらない為に必要なモノとは?~

最初に私の考えを言わせて貰うと「ただの王道物語」は損をします。
実際に、王道で、良い物語なんだけど「イマイチ盛り上がっていない作品」「読んでくれた方からの反応が悪い作品」を見た事がありませんか?
王道展開は受け入れやすい、そして多くの人が楽しむ事が出来る。
しかし、その反面「王道で良い物語」で勝負をする、そのような物語を作ると言う事は、実はかなり難しく、そして損をする可能性も高いのです。

今回の記事では、なぜただの王道で良い物語が損をするのか。
そして、そこから脱却し、反応を貰いやすい、ワンランクアップした王道物語作りのコツをお伝えします。

目次

  1. 「王道・無難に良い物語」自体は全く問題が無い
  2. しかし「ただの王道で無難に良い物語」には反応しにくい
  3. かといって、王道を外れすぎるのも考えもの
  4. だから、王道の中に「意外性」をスパイスとして入れる

「王道・無難に良い物語」自体は全く問題が無い

いきなり「王道物語」「王道で無難に良い物語」を否定したわけではありません。
前述したように、王道物語のメリットは沢山あります。

・多くの人が安心して入る事が出来る、楽しみやすい⇒安心感
・物語の先が読まれやすいが、大きくハズす事が少ない⇒安定性・安全性
・パターンに当てはめていけば、物語制作初心者でも作り易く、構造を理解しやすい⇒物語の組み立てやすさ

このように、少し考えただけでも王道の物語の良さがあります。
「安心・安定・安全」なのが王道物語の魅力でしょう。

読者にも優しく、制作者にも優しい。
需要もしっかりとある。

なんだ、王道物語でいいじゃん!
その通りなんです。

しかし、ただの王道物語で勝負するのは難しいのです↓

しかし「ただの王道で無難に良い物語」には反応しにくい

貴方が、読者として「王道物語」に触れた時の事を考えてください。

展開も安定していたし、キャラクターにも感情移入しやすかった、最後の展開は読めたけれど良い終わり方だった。
そのような物語があったとします。

さて、貴方はその物語について、積極的に反応をしたいと思いますか?
もちろん感想を書いたり、伝える時に「良かった」とか「面白かった」は書けるでしょうし、書く事も多いんじゃないかと思います。

ですが……!
ふと、頭の片隅で「どこかで見たような展開だったな」「キャラクターも良かったんだけど、無難に良いだけで特徴は無かったな」「最初から最後まで、良かったんだけど完全に予想した通りだった」と思う事もあるのではないでしょうか?

そう思われてしまうと「別にこの作品に対してわざわざ感想を書かなくてもいいや」「面白かったけれど、積極的に人に薦める程でもないや」
「あー、良かったー」(数年後には他の物語の中に埋もれてしまう)となってしまう事も大いに考えられると思いませんか?

それもそのはず。
「王道物語」を作ると言う事は、その他の王道物語全てがライバルになるからです。

昔から、そして誰もが作り易く、受け入れやすいのが「王道」だとしたら、
王道物語って世間に沢山存在しているんです。
(そりゃあそうですよね……それが「王道」なんですから)

貴方が「王道物語」を作ると言う事は、貴方以外の王道物語の全てと同じ舞台に立ったと言う事。
数百、数千、数億……無限のライバルがいる中に一人で突撃する、そういう事なのです。

なーんだ、そっか。
じゃあ、私は王道で勝負するのはやめる!
さてさて、その場合はどうなるのでしょうか……↓

かといって、王道を外れすぎるのも考えもの

安易な考えで王道からの脱却を目指すと、それはそれで痛い目に合う可能性があります。
「王道から外れる」という事は、ライバルが少ない⇒個性的⇒需要が少ない⇒多くの人が求めているものと違う?
となる可能性が高まります。

よく「読者の期待を裏切る物語」ってありますよね?
この「期待を裏切る」もなかなか難しく、良い意味で裏切る場合もあれば、悪い意味で裏切る場合もあるのです。
(これは、また別のお話になりますが)

ここで言う、王道から外れて失敗するは「悪い意味で読者の期待を裏切る」だと考えてください。
王道から外れよう、外そう、特徴的な展開にしてしまおう、誰もが考えなかったような特徴的なキャラだけで固めてしまおう……。

このように、目的が王道からの脱却になってしまうと、物語の(王道としての)面白さからも遠く離れてしまう可能性があるのです。
結果、大失敗をしてしまうと「結局、わけがわからない物語だった」とか「先の展開は読めなかったけれど、面白くなかった」
「奇抜すぎて誰もついていけない」
そんな物語が出来てしまう事があり得るのです。

私も、昔は(今でも、途中で気付いて軌道修正をする事がありますが……)
王道物語よりも、斬新な物語、誰もが考えない、やらないような物語を作ろう!
そして、それが正しい事なんだと思っていた事があります。

物語の展開が普通に考えればAになるはずなのに、なぜか突発的にBになってしまったり。
意外性を追求した結果、読者の気持ちを考えないような展開になってしまったり。
(例えば、ヒーローだった主人公が、突然悪役になるとか、恋愛もので、最後の最後で好きだったヒロインに振られるとか……)

こんな失敗をやった事がある、そのような作品を見た事がある。
だからこそ、言いたいのです。

安易に「王道」を選ぶのも難しい。
しかし、それと同じか、それ以上に安易に「王道からの脱却を目指す」のも難しい。
と言う事を。

では、結局のところどうすれば、良いの?
その解決法は……↓

だから、王道の中に「意外性」をスパイスとして入れる

これが、現時点で私が一番ハズレが少なく、やり易い方法だと思っているものです。
(今後、より良い方向や考え方があれば追及したいですし、より良い方法を知っている方がいましたらコッソリ教えてください!)

内容に関しては、そのまんま「王道の中に意外性を入れよ」という事です。
これだけでは、具体的ではありませんし、想像がしにくいと思いますので、お時間がある方はもう少しお付き合いください。

さて、王道の中にスパイスとして入れる「意外性」
「意外性」って言っても何を入れれば良いのさ? 適当に、意外な展開でも入れちゃえばいいの?
と疑問に思うかもしれません。

そうです。
一言で「意外性」と言いましたが、この「意外性」であるスパイスとして何を入れるのか。
これが成功すれば、ただの王道からの脱却の出来ますし、王道から脱却した誰も付いていけない物語にもなりません。

じゃあ、どんな「意外性」を入れる事が出来れば、両方の上手いところを取れるのか。
はい、ハッキリと書きます。

それが出来たら誰も苦労はしません!=何が最適かわかりません

……えっと、ここまで読んでそれか……!と怒られてしまいそうなので、ヒントを幾つか書かせて頂きます。

ようするに、基本は「王道」からスタートして良いと思うんですよね。
例えば、王道の主人公キャラクターを設定する。
王道の物語のプロットを考えてみる。
(勇者が魔王を倒す、主人公がヒロインを救う)そんな感じです。

でも、それだけでは「よくある物語」=「どこかで見たような物語」になってしまいますし、ライバルが多い。
じゃあ、何か一つでも変えてみませんか?

それが「意外性」というスパイス。

王道の主人公キャラクターに「意外性」として変な設定を入れる。
例えば……普通に生きてきた高校生なんだけど、気が付いたらある日性別が変わっていた!
とか、言葉が話せなくなったとか。

主人公がヒロインを救う……なんだけど、ヒロインを救うためには主人公がパンツを被らなきゃいけないとか(ぱっと思いついた、作品「変態仮面」)
主人公がヒロインを救うだけじゃ王道中の王道ですよね?

しかし、そこに「救うためにはパンツ」なんて設定をつけるだけで、一気に「王道なんだけど、なんか違う」作品に大変身。
これだったら、あの作品ってさ「主人公が凄く変態なんだぜ!」とつい誰かに教えたくなると思いませんか?
(逆に、苦手な人は展開が王道でもスルーする気がしますが)

と、答えはこれなんです。
王道からスタートしていいんです!
基本は王道でいいんです!

そこに、貴方だけの「意外性」というスパイスを入れるだけ。

そのスパイスが変な能力とか、変な設定とか、パンツとか!
という事です。

だって、私だって今「変態仮面」の事を書こうなんて思ってなかったんです。
なんかスパイスの効いた作品なかったかな~?と考えたら、ふと浮かんでしまったんですもん。

物語の構造としては王道、ヒーローものとしても基本は押さえている、どこかで見たような展開も多い。
でも、主人公がヒーローになるためには女性のパンツが必要!
これだけで、インパクトは抜群ですし、他の王道作品に埋もれずに、ふと頭から出てきてしまったんです。

だから皆さん「変態仮面」を目指しましょう。
……なんか違う気もするし、正しい事を言っているような気もしてきますね。

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