企画編78「ノベルゲームは基本的には1本で<物語が完結する>媒体」 第125回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第125回 企画編78「ノベルゲームは基本的には1本で<物語が完結する>媒体」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。
ノベルゲームは基本的に「その1本で物語が完結する媒体」といえます。
その1本のパッケージさえ購入してしまえば、物語の結末まで自分のペースで楽しむ事が可能です。

物語が1本で完結する媒体、しない媒体

ノベルゲームと同じく、1本で物語が基本的に完結する媒体としては「映画」「小説」ー購入したり、1回観れば最後まで一気に楽しめる。
逆に、1本では完結しない事が多い媒体としては「漫画」「アニメ」「連載小説」ー毎週掲載、毎週放送というような継続的に続いていく。

とはいえ、どの媒体にも例外はあります。
「映画」であっても、3部作でというような大作だってあります。(ただし、基本はそれぞれでもある程度は完結している方が望ましい)
「小説」は毎週雑誌に掲載されていたものが本になった時には、その1冊で最後まで楽しめる。となります。
また、長編連載小説もありますし、ライトノベルは漫画と同じように2巻、3巻・・・と続いていく媒体です。

さて、なぜ、このような事を書いたのかというとノベルゲームは他の媒体に比べて長編でありつつ、「買い切り型、1本で完結型」が基本な珍しい媒体だと思うからです。
「映画」や「小説」が1本完結な事が多いですが、内容としては1タイトル当たり1~3,4時間くらいでしょう。

反面、毎週か定期的に放送、掲載され完結しない媒体であり「漫画」や「アニメ」「連載小説」、あと「ドラマ」もそうですね。
これらの媒体は長ければ10時間以上~という長い時間、一つの物語の世界に浸っている事になるでしょう。

それに対してのノベルゲームというのは、基本的には長編だろうが短編だろうが「1パッケージで完結」している事になります。
毎週のように配信されていくわけでもありませんし、放送されているわけではありません。
前に書いたような「短編連作」や「分割」という方法は漫画やアニメに近いやり方かもしれません。

ただし、ノベルゲームの中では非常に稀ですし、そもそも「1本で長編で、完結しているもの」という認識を持っている人、望んでいる人が多いのだとも思います。
元々、ノベルゲームを買う人は「一気に何十時間も物語に浸りたい」という気持ちが高いのかもしれません。
ただし、その反面「決まった時間あたりのまとまり」は弱いとも思います。

そのあたりは、アニメや映画の方が時間の制約がある分、スピード感や1回あたりの内容が濃い印象で、短時間に感情移入をするような作り。
ノベルゲームは決まった時間当たりのまとまりが弱い(ストーリーが長ったらしくなる、日常シーンばかり等)分、時間の制約がなく、長い時間をかけて感情移入していく感じでしょうか?

じゃあ、ノベルゲームは短編や毎週掲載、分割などには向いていない?

媒体の特徴を考えればそうなのかもしれません。
毎週のようにノベルゲームが継続配信される週間ノベルゲー!があっても需要があるかはわかりません。
ノベルゲームの短編にするよりは、ライトノベル1冊にした方が合っているのかもしれません。
10時間×3で分割をしてしまうと、売れにくくなってしまうかもしれませんし、価格を抑えるのであれば1本で出すべき。
価格が高いのであれば、他のボリュームがあり1本のゲームに比べられてしまい高い!と怒られてしまうでしょう。

それでも、ノベルゲームという媒体で上記のような形式で行うのであれば・・・
「分割」-これは分割する理由があると面白いですよね?
代表的な「ひぐらし」の出題編と解決編のように時間を空けることにより、ユーザーが考察を楽しめる時間をあえて作りだす。

「短編」-確かにライトノベル1冊の方が向いているかもしれません!アニメ1話や劇場版の方が向いている物語かもしれません。
上記媒体との差別化、優位点を書くとすれば・・・。

VSライトノベルの場合はBGMと演出があり、スマートフォンやPC、ゲーム機で動作する手軽さでしょうか。(後者に関しては電子配信をしてるタイトルであればメリットではなくなりますが)
という事はBGMと演出部分では優位性はありますね。

VSアニメや劇場版という意味で考えると、圧倒的に予算で有利。短編の物語の企画を通す所から予算を確保する事を考えるといきなりは厳しいでしょう。

このように考えると、ノベルゲームの利点を生かした短編や分割という形式も取れなくはないです。
ただし、基本的にはノベルゲームは長編で完結というイメージが強い事&望まれている事。長い時間を掛けて感情移入させていく媒体である事。
これを考えると基本的には「長編で1本完結型」が向いているんだろうなとは思いますけれどね。

ノベルゲームを他の媒体に持っていく場合の事についてちょっとだけ。

ちなみに、最後に書かせてもらいますと。
別に私はノベルゲーム以外の媒体を嫌っているわけじゃないので!あくまで、このように違っていて、表現の差があるな~と思っている事を書いただけです。

特に短編ノベルゲームの場合は、劇場版アニメやライトノベル、小説あたりへ移植?というか書き直し、~化という意味ではやりやすそうです。
いや~やってみたいですね。
短編ノベルゲーム原作の「アニメ版!」「ライトノベル版!」「小説版!」
うちはそのような事業はやっていませんが、外部から声が掛かったり、知名度が上がってきて出来そう!だと思ったら実現させたい気持ちも多いですけどね。

長編の場合は、他の媒体に落とし込むのは相当大変でしょうね。
アニメ版も時間との制約の勝負。映画は更に落とし込むのが大変。ライトノベルも何冊になるんでしょうか?

それでも、長編ノベルゲームが原作でアニメで2クールとか夢ですね~。
私が作るのはあくまでノベルゲームなのですが、それが他の媒体でも見られる。そんな日も来ると良いな~と思いながら、ノベルゲームを作り続けますかね。

なんか、いつも以上にぐだぐだな内容で申し訳ないですが、この辺りで今日は終わります。

 

 

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