物語作者向け「性格の悪い娯楽作品の楽しみ方」~駄作を名作にする事が出来るか~

 物語作者向け「性格の悪い娯楽作品の楽しみ方」~駄作を名作にする事が出来るか~

貴方は「娯楽作品」をどのように楽しんでいますか?
ただ、普通に娯楽として楽しんでいるだけ? それとも、特殊な楽しみ方をしていますか?

今回は、物語を作る人に対して「こんな楽しみ方はどうですか?」と提案する内容になっています。
ただし、この楽しみ方の場合は正直なところ、純粋に物語を楽しむ方法とは言えません。
しかし時々は、この方法を使う事によって、貴方の物語創作の役に立つ事もあるかもしれません。

私の場合は、よほど熱中してしまわない限り、この方法で物語を楽しむ事が多いです。

目次

  1. この先の展開、ラストの展開を予想しながら楽しむ
  2. ただ予想するのではなく「自分ならこうする、とんでもない方向に持っていく」
  3. 自分の予想と、実際の作品の終わりを比べる
  4. 最後に

 

この先の展開、ラストの展開を予想しながら楽しむ

最初のステップとしてはこれですね。
ただし、これに関しては普通に楽しんでいる方でも考えている方も多いのではないでしょうか?

この次はきっとこうなるんじゃないかな?
多分、最後はあんな展開になるはずだ……と。

国語のテストみたいですが、作者が何を考え、どのような展開にしたのか。
この物語の主人公たちは次にどのような行動を起こし、その結果何が起こるのか。
それを予想しながら楽しみましょう。

ただ予想するのではなく「自分ならこうする、とんでもない方向に持っていく」

次に、ただ予想するのではなく、予想した上で「自分ならこうする!」とか「とんでもない方向に持っていく」事を考えてみましょう。

例えば、恋愛ものでAとBの純愛モノ。
きっと中盤で二人が仲たがいして、最後にはAとBは普通にくっつくんだろうな~と予想します。

でも、あえて自分ならそうではなく、序盤に伏線を仕込んでおいて「実はAとBは恋愛に見せかけた殺し合いをしていた」
という展開にする。
みたいに、自分ならこうしてやるぜ!みたいな、考えで楽しんでみるのもアリです。

そうすると、ただ他人の作った娯楽作品を見ているだけではなく「自分の考えた新たな作品」の下地が出来る可能性もあります。
他人が作った物語の先を予想し、その上で自分ならこうしたい、こうしたら面白くなるんじゃないか。
そこから、自分の作品作りのヒントや自分の作品にそのまま活かしてしまうのです。

先ほどの例でもわかったかもしれませんが、私の場合はひたすら「ダークにできないか、変な展開にできないか?」とよく考えます。
特に、主人公に降りかかるピンチを更に大きなものに出来ないか?
それ以上の絶望は考えられるのか?
この辺りはよく考える事が多いですね。

私の頭の中では「どんなに幸せな物語」であっても「自分の中では絶望に落ち、絶望と戦う物語」へと変換される事がよくあります。
ああ、性格悪いな~、ねじまがっているな~と思いつつ、楽しんでいるのです。

自分の予想と、実際の作品の終わりを比べる

最終段階として、貴方が予想したり、自分ならこうする!と考えた終わり方や内容と実際の作品の終わり方を比べてみましょう。

さて、どちらの方が面白かったでしょうか?
もしも貴方の予想や貴方の考えた物語以上に、実際の作品が面白かった場合。

悔しいかもしれませんが、それはそれで良いのです。
それほど、その作品が優れていたと言う事なのですから!

その場合は、その作品の良いところはどこなのか、何が面白かったのかを後で、しっかりと考えてみましょう。
そして、自分の作品に活かせる事が出来るのか、その作品から学べばよいのですから。

逆に、実際の作品より貴方の予想や考えた展開の方が面白かった場合。
それも誇るべき事だと思います。自信を持ちましょう!

それがウケるかどうかは別として、貴方の中での自信作が出来たと言う事ですから。

あとは、その元の作品が客観的にどのように評価されているのかも把握する事が大切です。
もしも、客観的な評価が「傑作」だったとして、貴方がそれ以上のものを作ることが出来たら凄い!できなくても、参考になる。

逆に重要なのが、元作品が「駄作」と酷評されている場合。
意外とこれはチャンスです!

そんな「駄作」と言われている作品。
貴方だったら、どのように「駄作」をベースにして「良作」や「傑作」にする事が出来るのか。
どうすれば面白くなるのかを考える事。
これはかなり役立つと思います。

私も、明らかなB級、C級映画等で考える事があります。
これ面白くない!→じゃあ、どうすれば面白くなるんだろう?と。

それで解決できる場合もあります。
ああ、主人公やキャラクターの魅力が足りないんだな⇒じゃあ、そこをもっと考えてみたら良さそうだ。
なるほど、設定の使い方が悪いんだ⇒じゃあ、こんなエピソードを入れてみよう。とか

……中には、どうしようもない作品があったりしますが。
設定も駄目、キャラクターもだめ、展開も駄目……いくら考えても面白くならない!(ある意味、敗北宣言)
そんな時は「なぜこの企画が通ったのか不思議」「うん、これは駄目だ。いっそ、一から作った方が面白い」と思ってしまう事も。

まあ、そう思ってしまったら物語制作者としては完全敗北なのかもしれませんが……?
いかにも駄目な企画、設定だけど、それを面白くする事が出来れば、かなりの実力があるはずでしょうし。

最後に

いかがでしょうか?

貴方が普段どのように娯楽作品を楽しんでいるのかはわかりません。
しかし、たまには今回みたいな楽しみ方もアリではないでしょうか?

特に物語を作りたい!作っている方には役立つ事もあるかと思います。
その中でも「駄作を名作にする」これが出来れば、貴方の実力はかなりのモノだと思います。

例えば、友達に「人生最大の駄作を教えてよ!」と言って、その作品を貴方が「あの駄作を自分なりに、作り直したんだけど、どう?」
なんて友達に見せてみる!なんて遊びも面白いかもしれません。

そこで友達に「おお!これなら面白い」と言わせれば貴方の勝ち。
「結局、駄作は駄作だね」と言われたら貴方の負け、もしくは引き分け?です。
私の場合は今回の方法、上手くいく事もありますが「評価の良い作品を自分なりに改良⇒面白そうだけど、それやったら反感くらいそうだよね」
「面白いかもしれないけれど、確実に売れそうにない」って事も良くあります。
(多分、一部の人は好きかもしれないが、大衆受けはしないような展開が多いってことです)

考えるだけなら簡単にできるので、気が向いたらやってみてはどうでしょうか?

 

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