物語に使える!主人公とヒロインの出会い方14パターン

「物語に使える!主人公とヒロインの出会い方14パターン」

物語を作り(書き)始めた、ヒロインと主人公の出会いのシーンを書きたい。
でも「二人がどうやって出会うのかわからない」と悩んでいませんか?
ここで紹介する「ヒロインと主人公の出会い方のパターン」を使えば、その問題は解決できます。

普段物語を考えている私、そしてシナリオ担当者も、ここに書かれている方法のどれかを使っています。
皆さんの主人公とヒロインの出会いの手助けに、キャラクター同士の出会いの参考にご活用ください。

目次

  1. 敵や危険なもの(人間、動物等)から逃げている時に出会う<巻き込まれ型>
  2. 偶然相手の重要な秘密を見て(知って)しまった<巻き込まれ型>
  3. とある困難を克服、目的を達成するという、目的を持って出会う<協力型>
  4. 限定的な空間で出会う<協力型>
  5. 相手を殺すため、懲らしめるために接触<敵対型>
  6. 自らが「作った」「生み出した」もの<創造型>
  7. 超常現象で突然現れる<超常現象型>
  8. 空から降ってくる<定番>
  9. パンをくわえた少女とぶつかる<定番>
  10. 転校してきた<定番>
  11. 幼馴染<定番>
  12. 落し物を拾ってくれた<定番>
  13. ストーカー
  14. 勘違い

1.敵や危険なもの(人間、動物等)から逃げている時に出会う<巻き込まれ型>

ヒロインか主人公は敵に襲われ、逃げています。
それを偶然に見つけてしまう主人公かヒロイン。
助けようとして巻き込まれてしまう可能性もありますし、知らず知らずの内に巻き込まれてしまう事もあります。
(逃げている相手が近づいてきて、一緒に逃げることになる等)

2.偶然相手の重要な秘密を見て(知って)しまった<巻き込まれ型>

主人公かヒロインは時として重要な場面に直面します。
闇の取引をしている時や、秘密の行動をしている時ーそして、それを目撃し、相手にバレてしまうのです。
バレた事が見つかってしまう事により、巻き込まれてしまうパターンですね。

例えば、ヒロインが裏取引をしている所を見つけてしまった主人公。
⇒口封じのために一緒に行動する事になる。

3.とある困難を克服、目的を達成するという、目的を持って出会う<協力型>

ヒロインや主人公は「とある困難や目的」を達成するために自然に出あう(集まる)ものです。
例えば、鬼を倒すために鬼が島に行く桃太郎の元には同じ目的を持った仲間が自然に集まってきますよね?
それと同じ事です。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、恋愛をしたい主人公の元へは恋愛をしたいヒロインが。
世界を救いたいと行動する主人公の元へは、同じ思いを持った仲間(ヒロインやその他キャラ)が集まってくるのです。

4.限定的な空間で出会う<協力型>

これは閉鎖空間モノの定番です。
例えば、デスゲームモノで「とある施設」に集められた男女。
「とある施設」ではなくても、無人島やホテル、飛行機、船の中、ロケット等。
外の世界から隔離された場所で主人公とヒロイン達は出あいます。

5.相手を殺すため、懲らしめるために接触<敵対型>

ヒロインか主人公は相手を殺す、もしくは懲らしめるために積極的に接触してくる場合もあります。
具体的にはヒロインの親の敵が主人公
主人公の目的を達成するためにはヒロインを見つけて、殺さなければいけない、傷つけなければいけない等。

6.自らが「作った」「生み出した」もの<創造型>

ヒロインか主人公に出会いたい。
しかし、外にも出ない、人との接触もない「引きこもり」キャラクターや天才キャラクターだった場合。

自らが作りだしてしまう事もあります。
例えば、人造人間、ロボット、妄想が具現化等が考えられるでしょう。

7.超常現象で突然現れる<超常現象型>

ある日、突然ヒロインか主人公が目の前に出現するパターンです。

時空の狭間に巻き込まれて異世界に行ってしまうのかもしれません。
動物や愛用していたモノが突然、人間になったり、化けてしまったのかもしれません。
目の前に突然妖精が出現するかもしれません。

8.空から降ってくる<定番>

説明するまでもなく定番中の定番パターンです。
空を見上げたら(基本)ヒロインが降ってきて、出会ったことから物語がはじまります。

9.パンをくわえた少女とぶつかる<定番>

これも見慣れた定番中の定番。
逆に今は珍しくなったのかもしれませんが、登校中にパンを口にくわえたヒロインとぶつかる、という出会い方をするのです。

10.転校してきた<定番>

アニメで良く見るパターンでしょうか。
冒頭でさらっとヒロインか主人公を出しておいて、次のシーンではさらっと自分の学校、クラスへ転校してくるパターンですね。

11.幼馴染<定番>

出会い方、というよりは「最初からそこにた」パターンです。
幼馴染ですね。

12.落し物を拾ってくれた<定番>

これは現実でよくありそうな状況です。
目の前を歩いていた人がハンカチを落としてしまった、追いかけて落としたモノを渡す事によって出会うわけです。

ちなみに、落とす「モノ」が特殊であれば劇的な出会いを演出できるかもしれません。
もしもしそこの人「爆弾」を落としましたよ?
「命」を落とされたようですので、私が拾ってあげました。等

13.ストーカー

ヒロインもしくは主人公はずっと、相手の事をストーキングしていたパターン。
相手の事が好きだからこそ、一人でこっそりとやっていた行動。

しかし、ある時ついに相手に見つかってしまい……。
という出会い方です。

14.勘違い

これも現実でありそうなパターン。
後ろ姿を見て「~さん」と声をかけたら全くの別人だった。
しかし、それによって見ず知らずの二人が出会う事になるのです。

主人公「すみませんっ、お母さんだと勘違いしました」
ヒロイン「まあ、失礼な人!」
こんなマイナスな出会い方をして、徐々に仲良くなっていくなんて展開が出来ますね。

 

このように主人公とヒロインの出会い方は様々な種類があります。
が、この14パターンを基本形として、後はいかに貴方がアレンジするか。
上手くアレンジできれば、斬新で面白い主人公とヒロインの出会い方を描く事ができるでしょう。

良かったら今回のパターンを貴方の物語創作の参考にお使いください。

 

第161回 企画編97「物語に使える!主人公とヒロインの出会い方14パターン」
執筆者:企画担当 ケイ茶


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他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

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